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64歳でグランプリ!「ミセスユニバース」日本代表に聞くチャレンジへの成功術

学び

ミセスユニバース日本代表インタビュー

約80カ国130名が参加する世界的ミセスコンテストとして行われている「ミセスユニバース2024世界大会」へ向けた、日本大会が2024年7月23日(火)、東京都内のホテルで開催されました。見事、グランプリに輝いたのは、64歳の岡田麻里さん。岡田さんに、コンテストまでの歩みについてうかがい、若いビジネスパーソンに向けてメッセージをいただきました。

「ミセスユニバース」は美の常識を塗り替えるコンテスト

ミセスユニバース2024トップ3の3名

女性の社会的地位の向上をテーマに掲げ、約80カ国130名が参加する世界的ミセスコンテストとして行われている「ミセスユニバース」。従来のミセスコンテストと違い、身長などの容姿や年齢、婚姻歴による制限がなく、一人一人の社会貢献への思いや行動力を重視し、従来の外見至上主義から美の常識を塗り替えようと実施されています。

7月23日の日本大会には、30歳~72歳のファイナリスト45人が出場。主婦や税理士、起業家、ダンサーなど、個性あるバックグラウンドを持つ女性たちばかりです。ファイナリストたちは、スピーチ内容やウォーキング審査、ドレス審査を通じて社会貢献度、オーラ、表現力など、外面だけでなく、これまでの人生経験や社会貢献への意識といった内面も審査されました。

グランプリの岡田さんは、今年10月に韓国で行われる世界大会へ出場する日本代表となります。

「悩むことはいいこと!今できることをやってほしい」

ミセスユニバース2024グランプリに選ばれた岡田麻里さん

岡田麻里さんにインタビューしました。

――現在どのようなお仕事をされているか教えていただけますか?

岡田:かつては会社員として働いていました。ほかにも、さまざまなイベントで司会やナレーションを務めていました。そして、子どもが生まれてからは専業主婦として家族を支えていたのですが、ホルモンバランスの乱れや更年期障害に悩まされるようになったのです。その時に出会ったのがアロマテラピーでした。アロマの香りが私の心と体を癒やしてくれたので、その効果を知って自分のケアを大切にするようになりました。自分を大切にすると、自分が変わって家族や周りも変わるんですね。

それから、自宅でアロマテラピーとアーティフィシャルフラワーや美容に関してのレッスンを開いています。とにかく自分が今までの64年間で吸収したものをいろんな方にお伝えして、ちょっと元気のない方も、これから元気になりたい方も、一緒に笑顔を作っていきたいということでやっています。そのほかに、主人の会社の経理も手伝っています。

――アロマテラピーは大変効果的だったんですね。現在、アロマテラピーの教室を開いているということでしょうか?

岡田:そうです。以前は施術もしていましたが、コロナ禍で難しくなりました。その間にウォーキングやラテンダンスなどの新しい挑戦を始めました。それで、ダンスやウォーキングを練習しているうちに、コンテストにも挑戦してみたいと思うようになり、今回エントリーしたのです。

――そういう経緯だったのですね。アロマテラピー、フラワーアレンジメント、旦那さんの会社のサポート、さらに今回の大会への挑戦ということで、ご苦労も多かったのではないでしょうか?

岡田:確かに大変でした。やはり家族の協力がないと無理ですね。子育ても終わり、今は夫との二人暮らしですが、大会の準備期間中は、夫に家事などをお願いすることもありました。お互いに協力し合うことで、ここまで来られたと思います。

――ご家族の協力が大切なのですね。

岡田:時には衝突もありますが、それを通じてお互いの理解が深まります。家族の協力が必須ですが、自分の本気度を見せることで協力も得やすくなると思います。

ミセスユニバース2024グランプリに選ばれた岡田麻里さんのスピーチ

――最後に、20代30代のビジネスパーソンに向けてメッセージをお願いします。

岡田:若いうちは悩むことが多いですが、それはいいことです。何かやりたいと思ったら挑戦してみてください。いろいろな経験は若いうちしかできないこともあるから、チャンスやご縁があったら絶対やるべきだと思います。その中から、自分が本当に好きなことに出会えればラッキーだけれども、もし見つからなくても絶対、いつか見つかるはずです。私も60歳になって見つかりました。

10年後20年後、どうなるかわからないから、今できることをやってほしい。そして、ポジティブに考えることが大切です。ネガティブな言葉はできるだけ使わず、前向きなアプローチを心がけてください。

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