たばこ会社「喫煙やめよう」広告放映へ【25年前の今日の出来事】
たばこ会社として最大手の米フィリップモリス社が、10歳から14歳の子ども向けテレビ番組で「喫煙は格好いいことではない」と訴えるテレビ広告を放映すると明かした。全米向けのテレビ広告に費やす予算は約5千万ドル(60億円)とされる。
Q.たばこ会社が「喫煙やめよう」と広告を放映する理由は?
喫煙健康被害をめぐって、全米46州の当局とたばこメーカーが争った訴訟の和解条項に、未成年の喫煙を防ぐ活動に17億ドル(約2千億円)をメーカー側があてると盛り込まれた。その一環として「喫煙をやめよう」と訴える子ども向けテレビCMを放映する流れとなった。フィリップモリス社の広報担当者は「十代の喫煙者増加を憂慮している」と説明。しかし、反喫煙団体は「企業イメージを高める戦略」と警戒した。
[参考]
・産経新聞
・朝日新聞
・読売新聞