「またお食事でも、ぜひ!」社交辞令のつもりで送ったLINEがきっかけで南国へ異動したワケ
社の奇抜すぎる解決方法
検討の結果、上司たちは、奇抜すぎる解決方法を提示してきました。
それは、なんと慶太さんを沖縄のサテライトオフィスに異動させて、ほとぼりが冷めるのを待つというもの。
「沖縄は学生の頃から旅行でよく行っていたので楽しみでした」
異動の報告と引き継ぎを兼ねて、田所統括部長を訪ねた慶太さんと上司。田所統括部長は彼の異動をとても残念がっていたそうですが、渋々といった感じで了承してもらえたそう。ほっと一息ついて、上司とともに社に帰る途中に、慶太さんのスマホに一通のLINEが届きます。
「沖縄大好き!慶太も大好き!私も絶対行くからね!❤」
隣を歩いていた上司に無言でスマホを見せる慶太さん。上司と二人でため息をついたのは言うまでもありません。
「この女、世界のどこに行ってもお前に付いて行きそうだな」
と上司も苦笑い。本当に田所統括部長が沖縄に現れたらさらなる案を考えなきゃいけなくなると上司は頭を抱えたそうです。
「実際、まだそんなことは起きていませんが……」
慶太さんは最後にそう語ってくれました。
取引先との人間関係に頭を悩ませている社会人は少なくないのではないでしょうか。業務を円滑に進めるために関係を築くことは重要ですが、公私混同だけは避けたいものです。
<文/ベルクちゃん>
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