「私も結婚したい」と言いつつ頑なに合鍵を渡さなかった彼女が隠していたものは?
岳人さんをリードしてくれたY子さん
Y子さんの見た目もタイプだった岳人さんは、すぐにコンタクトを取ります。そして、婚活アプリ内である程度やり取りをし、いよいよ会うことになりますが、緊張してうまく話せません。Y子さんは、そんな岳人さんをリードし、ゆっくりと緊張をほぐしてくれたとか。
「俺が何を言っても、微笑みながら頷いてくれました。Y子の好感度は一気に上昇し、出会ってわずか1か月で交際開始。何度かデートを重ね、Y子の自宅マンションにもお邪魔するようになりました。愛犬もかわいくて、すぐに懐いてくれたのが嬉しかったです」
それは、婚活アプリのアイコンにY子さんといっしょに写っていた愛犬。Y子さんは愛犬がかわいくてたまらないといった感じで、膝の上に乗せてはとにかくいつもエサを与えていました。そんな様子を見ながら、Y子さんの手作りスイーツを味わうのが楽しみに。
合鍵を渡してくれないY子
「結婚を考えるまでには、そう時間はかかりませんでした。出会って半年弱、付き合って5ヶ月弱ぐらいの頃にはもう、お互いが結婚を意識。Y子に合鍵を渡しました。でもY子は、『私も岳人と結婚したい』と言いながら、合鍵を渡してくれません」
なんでも、「自分が家にいないときに部屋に入られるのは抵抗がある」と言うのです。結婚するまではそういう考え方の人もいるだろうと、最初はとくに何も思っていなかった岳人さん。けれど次第に、Y子さんの言動に不信感を抱くようになっていきます。
「Y子の家に泊まろうとしても、『明日早いから』『急な用事が入っちゃって』と断ってくる。Y子の家でくつろいでいても、『どこか出かけよう』『岳人の家のほうが落ち着く』などと言って、長居もできない雰囲気を醸し出すのです」