「もう会うのはやめよう」婚活アプリで運命を感じた相手との仲を引き裂いたのは…
恋愛に障害はつきものですが、なかにはハードルが高く乗り越えるのが困難なケースもあるようです。そのようなケースでは、障害を乗り越える気持ちや勇気があるか、その手段や方法を知っているかどうかが、その後の2人を左右することになるかもしれません。
運命を感じる相手に婚活アプリで出会う
はじめて婚活アプリを使ってみた育田朱里さん(仮名・26歳)は、話題も趣味も合うS行さん(33歳)と出会い、お互いがいい雰囲気に。付き合って1か月が経つ頃には、運命まで感じるようになっていました。
「そこでお互い結婚も視野に入れ、『そろそろ、お家デートもしたいね』という話になったのです。それまでは映画や水族館などとランチやディナーを組み合わせ、半日ほどの短いデートが中心でした。それは、お互いに愛犬がいたから」
何度誘っても愛犬連れデートはNG
朱里さんのほうは、最初から何度も「愛犬を連れて公園デートでも」と誘っていたのですが、S行さんは「ウチのポメ(ポメラニアン)は人見知りだから」と首を縦に振りませんでした。そして朱里さんの愛犬パグについても、一時預かりサービスの費用を出すと言うのです。
「何度断っても、『自宅でギャン吠えされても困るし、まずは僕たち2人の相性を確かめたい。一時預かりサービスの費用は払うから』とお願いされました。そこで、S行の意見を尊重。一時預かりサービスやペットホテルを利用し、S行とのデートを重ねました」
デート中には、スマホで愛犬の写真を見せ合うことも。スマホに映るS行さんの愛犬を見て「そろそろ、ポメちゃんにも会いたいな」とつぶやいてみても、「うちのポメは、人見知りでよく吠えるからまた今度」と、3か月以上はぐらかされました。