「馴れ馴れしすぎるんじゃない?」憧れの先輩を不機嫌にさせた男の距離ツメ失敗LINE
調子に乗りすぎて大失敗
しばらくして、会社は一年いちばん忙しい時期に入ります。複数の部門を掛け持ちしている望月リーダーは、社内を行ったり来たりで、いつもより望月リーダーを目にすることが増えたと言います。
「部署のノルマが原因なのか、望月リーダーはとても疲れている感じで全く覇気がなかったので、とても心配になり、思わずLINEを送りたい衝動にかられたんです。でも、実際そう簡単には送るこができず、ある日の夜少しお酒の力を借りたんです」
缶チューハイを飲み干した後、望月リーダーにLINEで労いの言葉を投げることにした達哉さん。しかし、まるで彼氏の口から出るような近すぎる口調が癇に障ったのか「なんか態度が変ね。ちょっと馴れ馴れしすぎるんじゃない?ご心配ありがとう」と、釘を刺すような返事が返ってきたと言います。
「ようやく僕は、ハッと我に返りました。僕が調子に乗ったあまり、あくまで上司と部下という関係であるにもかかわらず、距離を勝手に近づけてしまったことによって、良好な関係ではなくなってしまいました。その当時のリーダーにかけた言動を、今でも強く後悔しています」
勘違いなメッセージを送ったことを相当悔やんだ達哉さん。社交辞令という言葉を改めて心にインプットし、調子に乗りやすい自分のキャラクターを矯正することを自分自身に誓ったと言います。
それはともかく、SNS時代の昨今、テキストだけのコミュニケーションには案外落とし穴がたくさんあるかもしれませんね。便利なのか不便なのか…なんでもバランスが大切ですね!
<文/ベルクちゃん>