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【お金に困る人がやりがちな「あるある行動4選」】すぐに改善できる! リアル事例を元金融社員が大暴露

コラム

物事には法則があるように、常に「お金がない!」と困っている人の言動にも同じことがいえるかもしれません。金融機関での勤務経験を振り返ると、借金の返済が滞ることの多かった元顧客の方たちには共通していた「あるある行動」がありました。なかには、意識的に自分の行動を変えて見事に返済した人もいるので、ただの偶然で割り切れるものではないでしょう。意識すればすぐに改善できるものばかりを厳選し、4つ紹介します。

お金に困るビジネスマン

※画像はイメージです(以下同)


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1. 無理をする「貯金・投資」編

投資

年金がもらえるかどうかわからないなどの漠然とした将来への不安から、貯金や投資などに力を入れている人も多いのではないでしょうか。ただ、無理な貯金や投資が借金の入口となるケースも少なくありません。借金をした時点では、貯金や投資その他の資産、自己所有の不動産など資産を持っている人も結構いるのです。

解約やお金を引き出すための手続きが必要な“定期預金”や“貯蓄型生命保険”、“積立NISA”などの投資、原則60歳までお金が引き出せず途中解約もできない“iDeCo”などで将来に備える場合、これまでどおりの生活が3か月以上は継続できるぐらいのお金をプールしておくのが、目安です。冠婚葬祭をはじめ、人生にはいろいろと“突然のこと”が起こります。

たとえば、予定外の出費に住居や車の故障、ライフスタイルや考え方の変化による退職や転職、事故や災害に巻き込まれることもあるかもしれません。また、過去に日本で起きたバブル崩壊やリーマンショック、新型コロナのような世界的パンデミックなどで社会情勢が悪化し、解雇される可能性もないとは言い切れません。

いちど借金をしてしまうとタガが外れてしまうのか、そのあとズルズルと借り入れを繰り返し、気づいたときには貯金や投資その他の資産を手放したり自己所有の不動産に抹消できないほどの抵当権がついたりしている人も多いです。まずはいつでもお金を下ろせる普通預金でプールする金額を貯めてから、解約や金銭の引き出しに手続きが必要な金融商品の検討をおすすめします。

2. 無理をする「借金を返済」編

無理をする「借金を返済」編

ここでいう「無理」というのは、欲しいものを我慢したり節約したりして返済資金を捻出するのではなく、明らかに続かない「無理」を指します。

借金の場合、パチンコや競馬、競輪や宝くじなどのギャンブルで一発逆転をして返済しようとする元顧客はたくさんいましたが、負けて借金を増やすことがほとんど。ギャンブルでの一発逆転を目論んだ場合、まず賭けるための元手が必要です。そして負けると元手も失ってしまい、余計に自分の首を絞めることにつながります。勝ったり宝くじで高額当選したりして借金を返済した人もいましたが、ほとんどの人が再び借金していました。

また、親の借金を肩代わりするかわりに絶縁をつきつけて1人暮らしをはじめた元顧客は、以前から勤めていた会社が副業禁止だったことを知りながら、自営業者として化粧品販売を開始。会社にバレて解雇され、化粧品販売だけでは生計を立てるのが難しく借り入れを繰り返すうちに生活が困窮してしまいました。このように、働いている会社が副業を禁じていれば、バレて解雇される可能性もあるので注意してください。クビになった場合、食つなぐためにさらなる借金を重ねなければならなくなる可能性もあります。

エピソードを読むと当たり前のことすぎて馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、貯金や返済などで頭がいっぱいになりすぎると焦ってしまい、無理な行動をとってしまうことも少なくありません。対策としては、無理をしない貯金や返済計画を立てること。返済が難しい場合は、早い段階で特定調停や破産手続きなどの債務整理を検討するのがおすすめです。

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