老婆からのLINEがラブレターのようにエスカレート…最愛の彼女と婚約破棄騒動に!
老婆からのLINEメッセージは、世間話からまるでラブレターのように、エスカレートしていきます。
「夫は既に他界しているらしく、他人とのコミュニケーションに飢えていたのだと思います」
スマホの通知を恋人に見られた
週末、恋人のマドカさんが自宅に泊まりに来た時のことです。彼が寝ている間に、老婆からLINEのメッセージが届く通知が鳴りました。
その通知を、運悪くマドカさんが目にしてしまいました。
朝、目が覚めると、マドカさんの姿はありません。誠也さんは、コンビニに買い物でも行ったのかと思ったそうですが、どうも様子がおかしいことに気が付きます。
「近くのコンビニに行くときはいつも財布だけを持って出かけていたのですが、その時は鞄も荷物も全部無くなっていました」
おかしいと思って、どこに行ったの?とLINEでメッセージを送ると、マドカさんから、浮気を疑われていたことが分かります。
「念のため、マドカに変な誤解を与えないようにメッセージを消していたのですが、それがかえっていけなかったようです」
カンカンになったマドカさんは婚約撤回を申し出ます。誠也さんは必死に弁解しますが、老婆のことを隠していたこと自体も疑われてしまったそうです。
「マドカからしたら疑うのも当然ですよね。道に迷った老婆とLINEをしていたなんて、とても信じられないと思います」
浮気などしないと思っていた彼氏の浮気を見つけてしまった(と思った)ことで動揺したマドカさんは、彼の言うことを聞き入れようとはしませんでした。何度も話し合いをしても、嘘だと断定されてしまい、どうしようもなくなった誠也さんは、最終手段を断行することにしました。
彼女に信じてもらうための最終手段
トラブルの発端となった老婆に事情を話し、彼女の前に帯同してもらったのです。
「おばあさんには気まずい思いをさせてしまいました。でも、そうするしか彼女の誤解を解く方法はなかったのです。幸いなことにおばあさんは自分の頼みを快く引き受けてくれました」
喫茶店で3人で話したところ、やっと誤解が解けたそうです。そうして、二人の仲は元通りになりました。
生きがいでもあった彼女に疑われて、生きた心地がしなかったと誠也さんは当時のことを振り返ります。親切からした行いが、大事なモノを失いそうになる結果となってしまいました。人間関係というのは難しいものです。
<文/ベルクちゃん>
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