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借金2000万円から起業成功…どん底から這い上がる“連続起業家”の思考法5つ

学び

5)自分の道を信じて努力を続ける

 ビジネスには助走期間が必ずあります。努力の結果が目に見えて表れるには、ある程度の潜伏期間が必要で、努力に比例して直線的に結果が表れるものではありません。とくにスタートの段階ではよくあることです。

 この状況があまりにつらく、「こんなに苦労して売れないのだから、このビジネスモデルはそもそも無理なんだ……」と諦めてしまう人は少なくありません。実際、ここで投げ出してしまう人が、全体の8割近くを占めています。

 いくら努力しても成果が出ない時期は、ほとんどの人にあります。現在、成功し続けている人のほとんどがこの時期を経験しています。ただそこでやめなかったから、数千万単位、億単位で稼ぐことができているのです。着実に、ひたすら努力を積み重ねていたら、ある地点から急に成果が表れ出し、売上げが急上昇していくのです

「成功曲線」が訪れるまで諦めない

握手

 努力の結果が、まるで宇宙船がワープ(瞬間移動)するように、急速に上向く日が訪れます。私たちの過去を振り返ってみても、たしかに急カーブを描いて業績が伸びた時期が幾度かありました。『「成功曲線」を描こう。夢をかなえる仕事のヒント』(大和書房)の著者でもあり、私たちが、折りに触れ、経営のご相談に乗っていただいていた石原明先生は、この法則を「成功曲線」と名付けています

 努力をし続けると、やがて、努力の蓄積がある臨界点に達し、まさにそのときにブレークスルーが起き、急に成果が上がります。そして急カーブで上昇し、一気に突出した成果を出せるようになります。

 努力しているのにうまくいかないときは、成功曲線がブレークスルーする前の助走期間だと考えましょう。自分が今、成功曲線のどの位置にいるのかを冷静に見つめ、努力を続けてください。やめたらそれまでです。

 自分1人だけでなんとかするのではなく、ジョイント相手を見つけ、お互いの力を出し合い、掛け算することで副業・起業はうまくいくようになります。あなたに合うジョイント相手とどんどん出会ってください

<TEXT/佐藤文昭(起業家)×小島幹登(起業家)>

【佐藤文昭】
30社以上の企業を率いる連続起業家。9歳で曹洞宗の得度を受けるも父の影響を受け事業の道を選ぶ。大成建設を退社後、託児所付きカフェで独立。あえなく失敗するが、ITの世界と出会い、起業家となる。

【小島幹登】
株式会社イーメディック代表取締役。30社以上の企業を率いる連続起業家。過去に、化粧品通販(年商10億円で2社売却)、美容クリニック(年商8億円で売却)、歯科クリニック(事業譲渡)、泌尿器科クリニック(全国6医院まで拡大し事業譲渡)など、7回の売却を達成。

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