借金2000万円から起業成功…どん底から這い上がる“連続起業家”の思考法5つ
2)起業で絶対に失敗しない方法
起業で絶対に失敗しない……。こんなことがはたしてありえるのか。でも、「ありえる」のです。
成功の確率は50%。これは、私たちがたどり着いた「成功」の基準です。誰にも成功のチャンスがあり、そして、失敗のチャンスもまた、同じくらいあるのです。ではこの丁半賭博の世界でどうやって成功を掴めばいいのでしょうか。
成功するか失敗するかは、常に誰にもわからないわけですから、常に失敗した時のリスクを最小限にする工夫は必要です。その方法は、小さな資金で何度もテストを繰り返し、成功の兆しが見えたら、本格的に乗り出す。いわゆる「ドライテスト」は必要なのです。
立ち上げて3年で10億円超え
通販事業の例でお話ししましょう。たいていの人は、まずは企画を立てたら商品を仕入れ、販売ページをつくり、商品を販売する。これが一般的な流れです。多くの発注が来ればありがたいことですが、市場に受け入れられず、まったく注文が来ないことも考えられます。
そこで、私たちは、リスクを最低限に抑えるため、企画を立てたら、商品をつくったり、仕入れたりする前に、販売ページだけを作成しています。そして予約販売形式にして、販売ページを市場に出し、売れるかどうかを確かめるのです。このやり方なら、販売ページの制作費がかかるだけで、いくらでも試せます。
そのうち、お申込みの数が多い商品(ヒット商品、メガヒット商品)が出てくるので、それだけ仕入れて、実際に販売します。このスタイルで展開していった結果、立ち上げた会社はわずか2~3年で10億円超えとなりました。
ひとりの力では限界があります。ジョイント相手であるビジネスパートナーと、頭から煙が出るくらい一緒に考え抜き、ホワイトボードも真っ黒になった時に、「ポンっ!」とアイデアが出てきます。お互いの力を掛け算で出し合うことで、枠にはまらない発想が生まれ、失敗しないビジネスになるというわけです。