耳掃除はやりすぎNG?“耳かきマニア”が専門医を直撃したら「驚きの回答」が
いじくりまわすのはやめてほしい
「医師の立場から言ってしまえば、そんなものはないんです。カメラ付きの耳かきも、一般的な体質の人にとっては『無駄な買い物』でしょう。繊細な場所なので、自らいじくりまわすのはとにかくやめてほしいのが本音ですね」
耳かきフェチ、無念。筆者自身、耳垢が溜まりやすいタイプではまったくないので救いようがない。ひたすら快感を求める行為として耳かきを行ってしまうが、なぜこのような耳かき好きが一定数存在するのか。
「とくに医学的な見解はないですね。咬爪症や抜毛症のような名称もありませんし、関連もありません。なぜ耳かきをしすぎてしまうのか、具体的かつ明確な研究成果などはないのが実情でしょう。つまり今のところは、単にその人の性格や性質としかいえません」
医学的な見解はない?
身近な存在でありながら、意外と研究はあまり進んでいないよう。では、民間の「耳かきサロン」での施術はどうなのだろう。
「実際にどのような施術が行われているかはお店によってまちまちでしょうから、医師として太鼓判は押せないですね。安全なのは耳の構造を熟知している専門医にお願いすることです。私自身も耳垢が気になるときには、友人の医師に取ってもらっています」
耳かきサロンは優良店があったとしても、無資格のため質は玉石混交になってしまう。しかもお医者さんですら自分の耳はほかの医師に任せているのだから、素人が自ら耳かきをするのはもってのほかであることを強く実感する。