「平気」と「無理」のラインを見分ける。頑張り屋さんが“疲れ切らない”コツ
焦れば焦るほどパニック状態に
苦手な人から急に電話がかかってきても、焦らないこと。心臓がドクドク鳴っているようなときは、電話に出ないでおきましょう。心拍数が早くなるのは、焦りや緊張のサイン。焦って電話に出るよりも、自分からかけ直す方がいいです。あなたが電話に出るまでしつこくかけてくるような相手なら、尚更です。
電話に出たとたんに「なんで出ないの!?」なんて怒られたら、相手のペースにハマってますます焦ってしまいます。自分のタイミングで、落ち着いてから電話をかけ直しましょう。
失敗したときも、焦らないこと。「どうしよう、どうしよう」と焦れば焦るほど、ますます不安は膨らんでパニック状態になってしまいます。まずは3回、ゆっくり深呼吸。数分間ゆっくり呼吸したところで、状況は悪化しませんから。
焦らない!よりも「落ち着こう」
焦るときこそ、「どうしよう」ではなく、「どうしたら」について考えてみましょう。脳には分からないことを解決しようとするクセがありますから、「どうしたら」と考えればより良い方法が見つかります。
ただし、私たちの脳は禁止や命令が嫌いです。「押すな」と言われれば押してみたくなるし、「見てはいけない」と言われれば気になって見たくなるし、「ダイエット中だから食べちゃダメ」と思うほどに食べたくなるものです。
だからこそ「焦らない!」よりも「落ち着こう」、「焦っちゃダメ」ではなくて「焦らない方がうまくいく」と思ってみてください。脳のクセをうまく利用しちゃいましょう。
<TEXT/心理カウンセラー・Poche>