「平気」と「無理」のラインを見分ける。頑張り屋さんが“疲れ切らない”コツ
特に大きな失敗をしたわけではないのに、なんだか毎日が息苦しく、幸福を感じられない……。そんな「しんどい」を抱えている人も少なくないでしょう。予約数か月待ちの人気心理カウンセラーPocheさん(@Poche77085714)が、そんな「しんどい」がラクになるような考え方を提案した一冊が『あなたの「しんどい」をほぐす本』(KADOAKWA)です。
「自分なんて」が「自分らしく」に変わる35の考え方を心理学の観点から紹介した同書から、「平気」と「無理」の見分け方を紹介します(以下、同書より抜粋)。
「元気でも休んじゃいましょう!」と言われたら
「元気でも休んじゃいましょう!」。このように言われた場面をイメージしてください。あなたは次のAとB、どちらのように感じますか?
A「よし、じゃあ休もう」「なぁんだ、そうなのか」とすんなり納得できたし、心がラクになった。
B「それができたら悩んでない」「何言ってるの?」など反論する言葉が頭に浮かんだ。心が軽くなるどころか、モヤモヤしたりイライラしたりした。
AとBのどちらに感じたか?
Aのように思えた人は、その調子です。元気なときにあえて休んでリフレッシュして、時には嫌なことを後回しにして、心と体のバランスを保っていきましょう。でもきっと、この記事を開いている人の多くはBのように感じたのではと思います。
本当は、元気なときに休んでもいいのです。休むのは疲れたときだけ、限界が来たときだけ、なんてことはありません。でも、これまでちゃんとしなきゃと頑張ってきた人ほどBのように感じやすいのです。
「元気でも休んでいい」と言われてモヤモヤするのは、あなたが休まず頑張ってきたから。「そんなことできたら苦労しない」と思うのは、あなたがひとりで一生懸命頑張ってきたから。