サンタ姿でフード配達して楽しい気分に…翌日運営会社から届いた「不穏なメール」の中身
サンタのコスプレで配達を決行することに
それは昨年のクリスマス・イブにサンタクロースの衣装を着て配達すること。宗司さんは、サンタクロースの衣装をさっそくネットで購入し、ヘルメットに帽子を接着して白ヒゲまで用意したのです。そして、クリスマス・イブの日に勇気を出してサンタクロースの衣装を着て出発しました。
「衣装を着てバイクで走ると、街ゆく人の多くはサンタクロースと化した私を見てニコニコしてくれました。信号で止まっているときなどは、私から手を振ってみたりして、1時間も経てば緊張はなくなり楽しい気分になっていました。料理を店にピックアップしに行ったときも、喜んで私を迎えてくれました。
フードデリバリー業界ではお客さんに料理を受け渡すことをドロップといいます。ドロップには直接手渡しと置き配の2つがあり、直接手渡しのお客さんは扉を開けてサンタクロースの私を見て驚くのと同時に微笑んでくれていました。置き配だったお客さんもインターフォンごしにサンタクロースの私を見て、わざわざ扉を開けて挨拶してくれる方もいました」
なぜか扉を開けてもらえない…
ここまで聞くと、宗司さんのサンタクロース企画は順調に聞こえますが、そうもいかないようで……。
「しかし、あるお客さんのマンションへ配達へ行った際、いつもどおりインターフォンを押して待っていましたが、5分経ってもエントランスの扉が開かなかったのです。再度押しましたが扉は開かず、配達員用のアプリから『到着しています』とメッセージを送信。
すると扉は開きましたが、玄関先で受け渡しを選択していたのにお客さんから『扉横に置いといてください』とのメッセージが。エントランスのインターフォンごしでは無言のお客さんも多く、手渡しだったのをメッセージで後から置き配に変更されることもあるので、気にせず扉の横に料理を置いて配達を終えました」