「3年間は我慢して働け」は古い考え方か?すぐに転職すべき会社の特徴
コロナ禍の今、狙い目の業界は?
コロナ禍や深刻なインフレなど、ここ数年で経済状況は大きく変化した。ここ2~3年の間で転職しやすくなった業界はあるのか。
「“日本企業のIT化の遅れ”が顕在化されました。そのため、Webサービス、ネット広告、ゲーム、ソフトウェア、SIer、NIer、通信キャリアなど、IT業界や通信業界での採用ニーズは高まっています。
さらに同じくITやDXの需要増加に伴い、ITコンサルティングの採用は第2新卒であってもニーズは高いです。デジタルマーケティングのコンサル企業が数百人規模で採用するケースも珍しくありません。
また、採用ニーズが高まる業界が多いことから、人材業界(転職エージェント、求人広告、派遣など)の営業職の人材も求められるようになりました」
転職活動に適した時期とは?
そろそろ本題に入ろう。人間関係や社風は合わないけど、やりたい仕事ができる会社の場合、すぐに転職したほうが良いのだろうか。
「少なくとも検討はしたほうが良いです。やりたいことがやれていても、人間関係や社風が合わないと長期的に結果を出し続けることは難しい。理想的な業務内容であっても結果が出ないと当然孤立し、メンタルヘルスに悪影響を及ぼすかもしれません。
また、業務内容に不満ないということはメンタル的にとても健康な状態であり、『今の会社以外ならどこでもいい』という目の曇った状態にならず、“自暴自棄転職”を避けられます。むしろ転職活動にピッタリな時期です」