「ドンキーコング2」サントラは買取5万円に?“中古CD市場”、値づけの不思議
フィッシュマンズは海外人気が高まっている
――ああ、レコードのほうが価値あるんですね。フィッシュマンズはどうですか?
佐藤:フィッシュマンズは、『空中キャンプ』は初回盤でディスクがカラーになっているのなら、買取価格は1000円ぐらいですかね。フィッシュマンズは、ここ数年、海外で人気が出て評価が高まっています。特に値段が高いのは、ライブ盤の2枚組『98.12.28男たちの別れ』ですね。紙ジャケ仕様で限定再発された盤なら数千円での買取価格になっています。
また、現役で活躍されているアーティストのCDというのは、変動が非常に大きいんです。ブレイクした直後は中古価格が高騰することがあっても突然波が引いたように価格が落ち着くことがあります。もちろんその逆もあるので、相場動向はもちろんエンタメニュースなどもしっかりチェックしておくことも大切ですね。
――ではaikoのインディーズ盤時代の「ハチミツ」はどうですか?
佐藤:aikoの「ハチミツ」ですね。これは買取価格は500円前後ですね。
――私がいちばん値段が高くなるかもしれないと思って持ってきたのは、ハルカリの『音楽ノススメ』です。ジャケットが会田誠の「あぜ道」に似ているということで、差し替えられたいわく付きのCDなのですが、高騰してませんか?
佐藤:そんな事件があったんですね。ただかなりヒットした後でのジャケット変更のようで中古相場的にはあまり影響していない感じですね。
マキシ・シングルは値段がつきづらい
――それでは「ゲスの極み乙女」の世界初の賞味期限付きアルバム 『CDの代わりにバウムクーヘン』『ストリーミング、CD、レコード』はどうでしょうか?バウムクーヘンの中身はもちろん食べてしまったのですが、値段は付きますか?
佐藤:う~~ん、こちらはCDとDVDがセットになったDelux Editionなら2000円くらいで買い取れるんですが……。
――残念です。ちなみにサインがあるCDとかってどうですか?サインがあることによって査定に関係ありますか?
佐藤:サインは本当に難しいですね。真贋がはっきりしていることはほとんどないのでうちではサインで査定に関係はしないです。その前に現在マキシ・シングルっていうのは、なかなか値段がつかないですね。