中古CD買取で500万円も!山下達郎など「高額買取品を見つける」5つのポイント
レコードブームは来たが、CDはどうなるか?
――レコードブームとどんな関係があると思いますか?
佐藤:レコードも一時は非常に安くなって古道具屋さんの店先で叩き売られていたこともりましたよね。ところが今レコードは、「お宝」扱いでブームになっている。CDも同じでしょう。もしかすると、CDを手に取ったことがない世代が価値を見出せば、どこかで価格が上がってくるかもしれません。
――レコードからCDに逆転した時に出て、価値が出たアルバムってありますか?
佐藤:レコードからCDになった時期に発売になったサザンオールスターズのカブトムシのジャケットの『Southern All Stars』、ユーミンの『LOVE WARS』は、フォーマット転換期を代表するタイトルです。この頃、ちょうどレコードからCDの入れ替わり時期で、CDのプレス数が逆転してレコードのプレスが少なかったために中古価格が高くなった有名な作品です。CDからサブスクになった今、古いメディアとなったCDのほうに価値が出てくるかもしれません。そうなると「やっぱり買っておいて良かった」となることも十分あり得ますよ。
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CDを持っていてもほとんどサブスクで聞くようになってしまった今日この頃。初期プレスのものなど一部のCDは骨董品扱いとなり、価値があることを初めて知った。では、今のCDはいらないのか? というと、メーカーや配信元のさまざまな事情でいきなり配信停止などになることもあり、やっぱりCDは必要なのかもしれない。
<取材・文/谷亜ヒロコ>