マヂラブ、錦鯉…売れっ子芸人の知られざる素顔を「M-1ファイナリスト」が回想
モグライダー:昔はツッコミが怖すぎた
現在は、「ツッコミのうまい芝君」と「ちゃんとしゃべれないともしげ」という形で活躍しているモグライダー。組んだばかりのころは、コントをやっていたんです。コンビ組み立てなのにしっかり笑いを取っていて、僕は好きでしたね。でも、ある日漫才にシフトチェンジ。
その当時、漫才の足を引っ張っていたのは芝君。今とは真逆のキャラクターで、ツッコミが怖すぎてネタが入ってこなかったんですよね。後に色々と紆余曲折があり、「ともしげに勝手にしゃべらしておいて間違ったら芝君が上手に注意するパターン」が定番となってライブシーンで活躍しだします。
芝君とランジャタイ国崎君はわりと仲が良く、トークライブも2人で頻繁にやっていました。
ぶち切れて首を絞められたことが…
一方、ともしげはとにかく女好き。合コンに一緒に行って僕とともしげの2人だけは、誰の連絡先を聞けずに嫌われたことも……。
そして昔、いじめられていた過去を持つともしげは激情型でもあります。ビデオを回されながらいじめられた過去があったらしく、僕がともしげの部屋でビデオの試し撮りをしていたら、ぶち切れて首を絞められたことがありました。その時、自分に言い聞かすように「こいつは殺す……こいつは殺す……」と言っていて……。周りの人間の助けによって、事なきを得ました。
もちろん彼なりに努力はしていた様子です。売れる前は、ともしげの家の本棚には、どこの誰が書いたかわからない「面白くなる本」というベタベタなタイトルの本が。覚えておいたほうが良い部分にアンダーラインを引いてあったのですが、その本を信頼していたのかアンダーラインで山盛りになっていましたね。