マヂラブ、錦鯉…売れっ子芸人の知られざる素顔を「M-1ファイナリスト」が回想
女芸人No.1決定戦『THE W』の予選を全日程観に行ったり、「女芸人フェス」という女性芸人限定のライブを毎月開催……。また、トークライブや大喜利ライブも精力的に主催しているため、数多くのお笑い芸人と交流を持っているのが、「M-1グランプリ」2015年大会ファイナリストでお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳さん(@kPXfF3Xm1jvbLMS)。
今回はそんな新道さんに、ランジャタイ、岡野陽一、モグライダー、マヂカルラブリー、錦鯉ら「売れっ子芸人の知られざる素顔」を紹介してもらいます(以下、新道さん寄稿)。
ランジャタイ:その日のお客さん次第で…
ランジャタイは、もともと2人とも声が小さく、動きのある漫才はしていたんですが、今と比べると動きはかなり小さかったです。当たりハズレが多く、その日で1番うける時もあれば、全く誰も笑わない時もありました。それはネタの良し悪しというよりも、その時のお客さんが面白く見れるか見れないかだったようにも感じます。
なぜなら全く同じネタで大うけ、どっちらけ、どちらも起きるからです。ランジャタイはとにかく舞台数が多く、事務所にも入っていない時期もガンガン活動していたので、たまにお客さんの多いライブに呼ばれると異質な感じが凄かったです。
常にお腹が減っていた
ライブ活動が多いとバイトする時間がおのずと削られてくるので、常にお腹が減っていたように見えます。お客さん30人ぐらいのライブの楽屋で出番前に、大きいだけしかとりえのない激安なパンと、水分補給をする以外の要素のない激安飲料を2リットルを持ち込み、特に国崎君はライブで見かけるたびにほおばっていた印象があります。
たまにご飯を奢ってもらうことがあると、2人とも体格には似合わずフードファイターのように食べており、奢ってもらえそうな流れになると「寿司ですか?」と寿司にいざなおうと必死になっていました。
売れてからも時間があればライブに出演しようという心がけは変わらず、むしろ「出してくれ」と積極的に営業をためらわずかけるようになっていきました。伊藤君は、昔は舞台でなにもしゃべらなかったが、徐々にうけなくてもしゃべり切るようになっていきました。