コロナ禍でYouTubeの再生数が拡大

様々な地域で講演を行う

――20年、作家活動をされてきた本田さんですが、コロナ禍を経て、変化したことはありましたか？

本田：コロナによって、私自身も生活スタイルや行動様式が大きく変わりました。それによって自分にとってあるべきお金の姿や幸せの形を、日本だけではなく世界の多くのみなさんが意識するようになったと思います。私は20年ほど前から「お金と幸せ」についてテーマに執筆、講演活動をしてきましたが、コロナ禍でより注目が集まるようになったと感じています。

　それを裏付けるように、私のYouTube動画も格段にリーチが広がり、日本だけではなく、海外の方から多くの反応をもらうようになりました。英語やドイツ語、スペイン語など多言語で発信していることもあり、1つの動画が150万回以上視聴されるなど、いわゆるバズっている状態を何度も経験しました。

　そして今は、世界中からインタビューの依頼があったり、各国のオンラインイベントに週3回程度出演しています。

世界展開のさらなる起爆剤に

――お金や幸せのテーマは、アメリカやヨーロッパの方々にも同じように伝わるのでしょうか？

本田：同じどころか、実は彼らのほうがより切実にとらえている印象があります。お金はある人でも悩みがあるし、ない人はない人で悩みが深い。実はその分野で語っている人って世界的にはほとんどいないのです。だからお金と幸せの専門家としての立ち位置が確立できたのかなと。

　また、YouTubeに関しても日本から英語でこのテーマで語っている人がほとんどいない、ということも起因していると思いますね。

――まさに唯一無二の存在ですよね。YouTube配信のほか、現在は世界中を講演しているとも聞いています。

本田：はい、この後1か月半かけてスウェーデン、ドイツのケルンとデュッセルドルフ、ニューヨーク、ロサンゼルス、オーストラリアのブリスベン、ケアンズ、韓国と周って帰国予定です。渡航制限が緩やかになった後の初めての世界講演とあって、私自身とても楽しみでワクワクしています。