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ミニストップが“ソフトクリーム専門店”を出すワケ。「飲むソフトクリーム」な味に驚き

ビジネス

3か月で2万食以上売れた「台湾蜜いも」

MINI SOF

日本の焼きいもとは、完全に別物。いも自体が上質なスイーツのようなクリーミーさで、温×冷のマリアージュが楽しめる

 デリバリーともなると来店ハードルはいよいよなくなる。そこで出前館限定メニューの展開など、さらに力を入れているのだとか。

『MINI SOF』での最大ヒット商品が、『台湾蜜いも』シリーズです(※ミニストップで提供する同商品とは、価格・仕様が異なる)。2021年の9月から『MINI SOF』で発売開始したところ、大変な反響をいただき、わずか3か月で2万食以上の売れ行きを記録。あまりの好調ぶりで今年はミニストップでも展開し、同様に大ヒットした商品なんです。

 ミニストップと『MINI SOF』では、設備や価格帯、かけられるオペレーションなど条件面で異なる部分もやはり多いです。それでも共通のブランドとしてシナジーを起こすべく、共通して提供できるトッピングのバリエーションを『MINI SOF』発で、どんどん増やしていきたいと思っています

1都1府2県の7店舗のみの展開

 2022年9月時点では都内3店舗をはじめ、1都1府2県の7店舗のみの展開となっている「MINI SOF」。現状、全国でソフトクリームを提供しているチェーンとしては、マクドナルドに軍配が上がる。

 しかし、その歴史はマクドナルドよりはるかに長いうえ、ミニストップを語る上で欠かすことのできないソフトクリームの専門店が「MINI SOF」だ。「どんどん拡大を目指しています」というから、今後の出店拡大と、日本のソフトクリーム界の名実トップに君臨する日を期待したい。

<取材・文/海原あい 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」

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