誠品生活日本橋に「日本と台湾をつなぐ」ストアが開業。おすすめ商品を聞いた
台湾のお茶はどこよりも多く取り揃えている
次におすすめしてくれたのは「セラミックマグボトル」(※オンラインストアでのみ販売)だ。蜂が立体的に浮かび上がっているように見えるのがいい。
「高温焼成セラミックによって水を入れると甘みを感じます。浄水器の水でもミネラルウォーターのような味になり、今までと違った美味しさを感じられますよ。お酢を入れるとまろやかになるので、わかりやすいかもしれません」(鈴木氏)
最後におすすめしてくれたのが、亜鉛でできた「ハサミ」だ。何気に、ないと困ってしまう文房具。手に持つとずっしり重くてびっくりする。
「自然の雨の景色をモチーフにしています。ハサミの部分は空に浮かぶ雲をイメージして作られていて、刃先が少し変わった形になっています。台に立てて収納きるのでそのままデスクの上に置けますよ。また、台はペーパーウェイトとしても使えます」(鈴木氏)
そのほかにもポータブルプロジェクターや片手で操作できるスマホなども展示している。また、台湾のお茶はどこよりも多く取り揃えているとのこと。
開催後、ポップアップストア の反響は?
後日、改めて台湾エクセレンス ポップアップストア の反響について、誠品生活日本橋店長竹内朝子氏に聞いてみた。
「『ここのメーカーは台湾の会社だったんだね』などのお声をいただき、台湾の技術や産業を発信する機会になっていることを体感しています。弊社は書店なので、何かインプットしようというモチベーションをお持ちのお客様が多くいらっしゃることから、相性の良い企画だと感じています」
実際に来店する人はどんな人なのだろうか?
「通常のフェア展開のときよりも、男性のお客様がじっくり売り場をご覧になっています。これまでは雑貨イベントに関して女性のほうが、お客様層として圧倒的に多かったです。ですが、今回のポップアップストアは、男女問わずお楽しみいただいている印象があります。
日本橋にはたくさんの企業があり、ビジネスワーカーの方々にもたくさん見ていただいています。今後のBtoBのつながりが生まれたらと感じます」
体験会もあったとのことだが、あっという間に予約が満席になった。日本橋と台湾がつながることで、新たなビジネスが生まれるのかもしれない。
<取材・文/大川藍>