ぺこ&りゅうちぇるの結婚式を手がけたプランナーの型破りな仕事術
自らが動くことによって全体を把握することができ、またそうやって動き回る姿を見て部下も信頼して彼女についてくるのでしょう。
そのような地道な努力の積み重ねによって、フルオーダーメイドの結婚式という難事業を成功させているのです。
結婚式も爆買い…?インバウンド婚が急増中
沖縄県では現在、インバウンド婚が過去最高に増えています。インバウンド婚とは耳慣れない言葉かもしれませんが、外国人が新婚旅行を兼ねて日本で結婚式を挙げることを指す造語です。
沖縄観光振興課のプレスリリースによると、2017年1~12月「沖縄リゾートウエディング」の実施組数は、対前年比112.3%(1889組増)の1万7288 組と過去最高となったそうです。そのうち、海外の方は対前年比110.7%(199組増)の2066組となりました。
国別で見ていくと、香港が1218組、台湾が596組、そして中国、韓国と続き、近隣のアジア圏からの訪日が多くなっています。リゾートウエディング顧客の県内消費額は、少なくとも約271億5千万円と推計しており、増加傾向はまだまだ続くと予測しています。
あらゆる業界で、インバウンド消費が注目されましたが、結婚式業界も例外ではないようです。
挙式後は「家族の気持ちで見守る」
インターネットでは、お客様のために身を粉にして奔走する彼女の姿に尊敬の声が集まりました。
「お客様に親身になって、身を削れないとやっていけないお仕事。尊敬します」
「結婚式は分からないことばかりだから、野上さんにプロデュースしてもらいたい」
「自分の仕事に線引きしない、言葉にしてみれば簡単なことだけれど実行するのは難しい」
彼女は式が始まってしまうと、一歩引いて「家族の気持ちで見守ること」をルールにしていると番組内で語りました。このルールは、結婚式業界だけに限らず、多くの業界に当てはまるルールと言えるでしょう。
ジミ婚やナシ婚など、結婚式を挙げないカップルも少なくない現代においても、華々しい結婚式というのは、多くの人にとって憧れであることは変わりありませんね。
<TEXT/湯浅肇>