「バカリズムさんが好きすぎる」31歳“塾講師芸人”が語る、R-1優勝の野望
「R-1グランプリ」に2年連続出場を果たし、現役国語塾講師としての一面も持つ異色のピン芸人・寺田寛明さん(31歳・@teradann)。
前編のインタビューでは、ご自身のこれまでを振り返っていただき、日頃のネタ作りや、R-1グランプリに対する意気込みの変化などについて。後編では、年間100現場以上通うほどハマっているアイドルについて、キレのある大喜利力の磨き方に至るまで、より幅広いお話を聞いていきます。
このままじゃ終われない
――インタビュー前半でバカリズムさんの存在が、芸人を志すきっかけにもなったと仰っていました。R-1でバカリズムさんからいただいた「85点」という点数や、審査コメントはどのように受け取りましたか?
寺田寛明(以下、寺田):嫌ではなかったですね。そもそも、始まる前までは「見ないでほしい」と思っていたんですよ。(バカリズムさんのことが)好きすぎるので。結果として「85点」は全然良い点数ではなかったのですが、そのおかげで新たな目標ができました。このままじゃ終われないですね。
これは自分の想像ですが、バカリズムさん自身もフリップネタや文字をスライドで出すネタをやるので、「俺だったらもっとこうするのに」と思われてしまったのが減点に繋がったのかなと。今後は、そこを乗り越えられるようなネタを作っていきたいです。
「バカリズムのファン」と明かされた時の心境は…
――粗品(霜降り明星)さんに、バカリズムさんのファンだと明かされたときの「言わないで……」は印象的な一言でしたね。
寺田:あれは、本当に言わないでほしかったんですよ。思わず心の底から出た言葉でした。点数を出した後だったので、バカリズムさんもどんな表情をしたらいいかわからないんじゃないかと思って。
こっちが勝手に低い点数を付けられるようなネタをやっただけなのに、バカリズムさんがやりづらくなってしまうのは申し訳ないなと(笑)。