閑散とした“バブル期の観光地”に「1日1組限定キャンプ場」が。企画した26歳経営者の思い
クラファンに挑戦したきっかけ
――かたくらさんがサウナーだけあって、サウナへのこだわりを感じます。現在、クラファンに挑戦中で共感した方から支援が集まってます。
かたくら:リバ邸を創設した家入一真さんが、クラファンサイト「CAMPFIRE」の創業者でもあるので、クラファンの利用だけでなく申請サポートの実績もリバ邸にはあります。
そういう経緯もあって、クラファンの勘所を押さえてる自負があります。今回はこれまでリバ邸がリーチできてなかったユーザーから支援してもらえるような特典も色々と用意しました。その甲斐あって初速で500万円以上の支援を頂いてて、最終的には1000万円を目指したいです。
クラファンのメリットって資金面だけではなくて、サウナ会社からPRを兼ねた設備提供のご提案をいただいたり、地域メディアの取材も舞い込んでます。僕らのクラファンサポートは無料で行っていますので。
キャンプ場の名称は「untitled」に
――キャンプ施設のアピールポイントはありますか?
かたくら:1日1組限定の貸切サウナとキャンプ施設を平日2万5000円で料金設定しています。おひとり様だとさすがに「高い」と感じますが、友達4人で割り勘すれば非常にリーズナブルです。
都内でテントサウナをレンタルすると2時間で1万円くらいするので、それと比べたら、プライベートサウナを1日満喫できるのはお得と感じてもらえると思ってます。他にもクラフトビールの販売や、レンタル自転車も用意しますし、徒歩3分でコンビニやレンタカー屋もあるので、電車で来ても色々観光スポットを回れます。
――オープンが楽しみですね。最後に支援者や利用したい人へのメッセージを。
かたくら:キャンプ場の名称は「untitled(無題)」としました。それはこちらで勝手に題名をつけると各々が描くキャンプが楽しめないとの考えからです。やりたいことを各々が見つけるというのは、リバ邸にも通ずるコンセプトです。ウッドショックや世界情勢の影響もありますが8月オープンを目標に、遅くとも10月までには形になるよう頑張っています。クラファンサイトで活動報告を更新しているので、そちらも注目してください。
――ありがとうございました。
<取材・文/栗林篤>