雑談が苦手な人が勘違いしている「アイスブレイク」という強迫観念
オンラインでうまく雑談をこなすコツ
私自身も数多くのオンラインミーティングに出ているのですが、その場がなかなか盛り上がらないミーティングが時々あります。なんでだろうと考えて、ひとつ気づいたことがあります。
それは画面に映る人の顔の大きさです。PCやスマホなどのカメラに近づき、画面に顔がある程度大きく映っている人と、かなり引きの映像になっている人がいると思うのですが、話が盛り上がりやすいのは、顔が大きく映っているときでした(面識があまりない同士の場合に限りです)。
画面に引き気味に映っている人の場合、表情が読みにくかったり、距離を感じてしまったりします。あくまでも私の感想ではありますが、オンラインも「距離感」が大切なんだと思います。
私は「伝わる技術」(「伝える技術」ではなく)を著書やセミナーなどを通して届ける仕事もしているのですが、「伝わる」ために大切なことは、どんな伝え方をするかだけでなく、実は親近感や信頼感なども大きな要素になっています。
雑談の目的を「相手と仲良くなること」と書きましたが、仲がいいということは信頼感や親近感があることでもありますよね。一方、オンラインミーティングでの画面上の顔の大きさも、親近感につながっています。相手に「伝わる」ためには、まずはそのために必要なポイント(伝わる構造)のインプットをおすすめします。
<TEXT/編集者 柿内尚文>