bizSPA!

雑談が苦手な人が勘違いしている「アイスブレイク」という強迫観念

学び

オンラインでうまく雑談をこなすコツ

オンライン

 私自身も数多くのオンラインミーティングに出ているのですが、その場がなかなか盛り上がらないミーティングが時々あります。なんでだろうと考えて、ひとつ気づいたことがあります。

 それは画面に映る人の顔の大きさです。PCやスマホなどのカメラに近づき、画面に顔がある程度大きく映っている人と、かなり引きの映像になっている人がいると思うのですが、話が盛り上がりやすいのは、顔が大きく映っているときでした(面識があまりない同士の場合に限りです)。

 画面に引き気味に映っている人の場合、表情が読みにくかったり、距離を感じてしまったりします。あくまでも私の感想ではありますが、オンラインも「距離感」が大切なんだと思います

 私は「伝わる技術」(「伝える技術」ではなく)を著書やセミナーなどを通して届ける仕事もしているのですが、「伝わる」ために大切なことは、どんな伝え方をするかだけでなく、実は親近感や信頼感なども大きな要素になっています。

 雑談の目的を「相手と仲良くなること」と書きましたが、仲がいいということは信頼感や親近感があることでもありますよね。一方、オンラインミーティングでの画面上の顔の大きさも、親近感につながっています。相手に「伝わる」ためには、まずはそのために必要なポイント(伝わる構造)のインプットをおすすめします。

<TEXT/編集者 柿内尚文>

編集者、コンテンツマーケター。1968年生まれ。東京都出身。慶應義塾大卒業後、読売広告社を経て出版業界に転職。現在、株式会社アスコム取締役。これまで企画した本やムックの累計発行部数は1000万部以上、10万部を超えるベストセラーは50冊以上。初の著書『パン屋ではおにぎりを売れ』(かんき出版)はベストセラーに

バナナの魅力を100文字で伝えてください

バナナの魅力を100文字で伝えてください

企画した本1000万部超のベストセラー編集者が贈る「心を動かすキャッチコピー、文章のコツ」

おすすめ記事