『水ダウ』に2度出演の元お笑い芸人がNo.1ホストに。目標は「1億円プレイヤー」
ホストを極めるため、有名店に挑戦
吉本興業からの退所を機に、お笑い芸人時代からアルバイトでやっていたホストに本腰を入れることに決めた。
「生活費のために、今所属している『TOPDANDY』ではない、もう少し規模の小さいホストクラブで働いていました。そのときから徐々にホストの楽しさに気づき始めていたんですよね。だからホストを兼業ではなく本業にできることに、内心とてもワクワクしていました。
でも、当時僕を指名してくれる人は1人しかいませんでした。その人のおかげで売上ランキング3~4位に入れていたので、いわゆる“太客”です。しかし、芸人を辞めたタイミングで、その人はお店に来なくなってしまって……」
ホスト1本になったときは、ゼロからのスタートだった。でも1度決めたことは、最後までやり遂げるのがぽち。さんだ。ホストを極めるため、2020年にホストクラブの中でも知名度の高い「TOPDANDY」に移籍した。
接客で大切なのはギャップ
「毎日休まず出勤して、『僕はナンバーワンになりたい』とお客さんに伝え続けました。僕、営業日は毎日出勤していて、今日まで欠勤したことないんです」
接客で意識していたのは、ギャップ。ぽち。さんは名前の通り、子犬のような甘いマスクで、名刺はハート、宣材写真はドーナツに囲まれたかわいい雰囲気だが、話すと実はかなりサバサバしている。かわいい系男子というよりは、男らしいスポーツマンのような印象を受ける。
「お笑い芸人時代に4年間、人前で立ち続けたことで、人からどう見られたらいいのか、自己ブランディングもできるようになりました。その結果、ギャップは大事だと気付きました。宣材写真がかっこいい人が、実際に会ってもかっこいいのって、ブランディングも何もないというか。
興味を持ってもらったり、印象に残ったりするには、目立つキャラクターになることが大切。第一印象はかわいい系だけど、実際に話すと違う雰囲気だと女の子の印象に残って指名してもらえる可能性が上がると思うんです」