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『水ダウ』に2度出演の元お笑い芸人がNo.1ホストに。目標は「1億円プレイヤー」

ビジネス
ぽち。さん

舞台で漫才を披露するぽち。さん(写真左)

『水曜日のダウンタウン』に出演するが…

 すべての内定を辞退し、「俳優」か「お笑い」のどちらの道に進むか悩んだ末、「M-1グランプリ」で見たお笑いコンビ・トータルテンボスに憧れて、吉本興業の養成所へ入学。約500人の同期がおり、なかには今テレビで活躍する第7世代も在籍していた

 ぽち。さんは同期とコンビを組み、2年目のときすでに単独ライブを2回開催するなど、500人いる同期の中でも特に注目される存在だった。

「肌感では、500人のうちトップ30には入っていたと思います。『水曜日のダウンタウン』の若手芸人企画にも2回出たことがあります。1回目は3分くらいフォーカスしてもらい、反響が大きかったようで。再び声をかけていただいたんです。でも結果を残せず、それ以来、声がかかることはありませんでした

結局、4年目でコンビを解散

 同期もじわじわと頭角を表し始め、お笑いの世界に限界を感じ始めたという。ぽち。さんも相方も硬派な性格で後輩キャラになれず、先輩やスタッフとのつながりが薄かったため、活躍のチャンスはなかなか巡ってこなかった。

「お笑い芸人には、“可愛がられる素質”が大事なんです。霜降り明星のせいやさんみたいな愛嬌があればよかったんですけど、当時の僕たちは尖っていた部分があったのか……周りの人たちと仲良くなることに興味を持てませんでした。僕たちはお笑いは好きだけど、“お笑い芸人”になる力がなかったんです

 4年目のときにコンビを解散し、吉本興業も退所した。

「『水曜日のダウンタウン』でチャンスのしっぽを掴み損ねたことで、自分の限界を知りました。ただ、このわずか4年でこのビッグチャンスが巡ってきたこと自体がものすごく運がいいことでもあり、それを掴めなかったというのは自分の中でもやり切った感があるというか、とてもスッキリしています。だからこの決断には後悔していません」

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