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アパートのゴミ屋敷に親が突撃。過酷な入院生活を送るハメになった20代男性

コラム

 別に結婚する気もないし、とにかく人生ダラダラ過ごしたい。実家に頼りきりの生活を送ってはいませんか? 自分の子供がかわいいあまり、気づかないあいだに面倒を見ている親御さんも多いようですが、ふとしたキッカケで「これではいけない」と覚醒することもあるようです。

病院 車椅子

※画像はイメージです(以下同じ)

 独身貴族を謳歌していた幸村温人さん(仮名・27歳)は、実家のすぐ近くにあるアパートを借り、食事のたびに実家に帰っては1人暮らしのアパートで自由気ままに過ごしていました。昔から面倒くさいことが嫌いな幸村さんのアパートは、ゴミ屋敷状態だったとか。

彼女も、友達もいない自由な暮らし

「でも1人だから、誰に咎められることもありませんでした。親も、僕が毎日のようにごはんを食べに行っていたので、用事や伝言はそのときに済ませる感じ。僕のアパートに入ったことはありませんでした」

 アパートの部屋は、ビールやチューハイの缶、おつまみや実家に寄れなかったときに買って食べた弁当、お菓子のゴミがあちこちに散乱。グラビア雑誌やエロ本も無造作に置いてある状態で、部屋自体がゴミ箱と化していたのです

彼女もいませんでしたし、仕事が忙しいこともあって自宅にまで遊びに来るような親密な友達もいなかったので、そんなことは気にもしていませんでした。好き放題、奔放に生きていましたから、毎日、平和でした」

盲腸で緊急入院してわかったこと

入院

 そんなあるとき、突然の腹痛が幸村さんを襲います。病院へ行くのが面倒に感じた幸村さんは、痛みをしばらく我慢。しばらくしてから病院に行ったこともあってか、そのときにはすでに盲腸が破裂していたと言います。そして、緊急開腹手術をすることに。

「僕が予想していたよりも長い入院になると説明されましたが、すぐに親にも連絡がついたので、とくに不安も心配もありませんでした。むしろ『仕事が休めてラッキー!』ぐらいに思っていましたし、『保険金をもらったら何に使おう』と気楽に構えていたんです」

 けれど、幸村さんが1人で暮らすアパートにはじめて入った両親は、衝撃を受けたのだとか。実家でご飯を食べているにもかかわらず、コンビニ弁当や食べ物のゴミがあふれ、まったく片付けもしていない部屋を見てすぐさま掃除をし、入院中の幸村さんに即電話

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