『笑ってコラえて!』で話題の“海外ノマド生活”。事業者が語る人気のワケ
スラッシュワーカーという働き方とは?
ルイス前田さんは株式会社TABIPPOを創業したが、2020年3月に退職。新型コロナウイルスをきっかけに、緊急事態でも収入が大きく減らないワークスタイルを目指し、複数の仕事を並行して行う「スラッシュワーカー」に。ライターや動画編集、オンライン講師。Webエンジニアなど平均で1か月に10種類の仕事をこなす。
「副業は、メインの仕事が別であって、サブという形ですよね。一方、スラッシュワーカーはメインの仕事を3つ以上持っている人のことです。たくさんの仕事を持っていたら、社会情勢の変化で1つの仕事がなくなったとしても、生活できなくなることはありません。まさにピンチに強い働き方なんです」
2021年にはスラッシュワーカーやスラッシュワーカーを目指す人たちが集まるオンラインチーム「スラッシュワーカーズ」を設立。もともと旅好きのルイス前田さんは、スキルを学んだり、情報を共有しあったりするスラッシュワーカーズの海外版を作れないかと考えた。そこで、以前から親交があり、ジョージアに移住しているKOHさんとタッグを組んでノマドニアを立ち上げた。
「僕なりのカウンターコロナ事業」
「ジョージア+スラッシュワーカーズ=ノマドニアなんです。参加者の多くはコロナで世界一周やワーホリを諦めた方々。海外に行けなくなって、僕自身とても悔しい思いをしました。だから僕なりのカウンターコロナ事業という思いもあります
例えば30か国を点々とするような旅は確かに大変な時代になりました。でも、海外移住や海外ノマドをあきらめる必要はない。こんな形で海外行くのはどうですか? というオプションを見せたかった」
一言で海外ノマドといっても、どこに住むのかさまざまな選択肢があるが、なぜジョージアなのか。ノマドニアをジョージアで開催する理由として、ルイス前田さんはビザ、物価、時差の3つを挙げた。