『笑ってコラえて!』で話題の“海外ノマド生活”。事業者が語る人気のワケ
コロナ禍で海外へのハードルが極端に上がってしまった。旅行だけでなく、留学やワーホリなど、目標や夢をあきらめざるを得なかった人もたくさんいるだろう。
そんななか、旅好きの間でにわかに話題を集めているのが海外ノマド体験プログラム「ノマドニア」だ。デジタルノマドの聖地とも呼ばれる東欧の国、ジョージアで1か月間のノマド生活を体験できるという。
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ノマドニアを主催しているスラッシュワーカーズ代表・ルイス前田さん(@NY_ruisu)にプログラム立ち上げの理由や魅力などについて話を聞いた。
10職種のノマド職種を1か月で経験
ノマド(nomad)とは英語で遊牧民の意味で、近年、決まったオフィスで働くのではなく、さまざまな場所を点々としながら仕事をする人のことをそう呼ぶようになった。ノマドといえば、ITスキルを駆使して「パソコン1台でどこでも働ける」という夢のようなワークスタイルが思い浮かぶが、ノマドニアでは誰もがそんな暮らしを体験できるというのだ。
「ノマドになりたい大人のためのキッザニアです。ノマド養成講座ではなく、海外ノマド体験プログラムであることがポイントです」とルイス前田さんは言う。スキルを完璧に身に付けることよりも、まずは実際に体験することに重きを置いたプログラムである。
消防士や看護師、ピザ職人などの仕事を体験できるキッザニアのように、Webライター、Web制作、動画編集などのノマド職種を経験する。1か月間で行われるのは10職種、計63時間のワークショップ。初日の午前中に講義があり、午後は実践。各自で取り組んだ課題のフィードバックを翌日受けるという流れで、2日で1つの仕事を経験できる。
渡航後の現地生活のサポートも
「スクールに通ってスキルを学ぶと、半年くらいかかります。10種類やったら5年間。それを1か月で一気に体験できるんです。自分の好き嫌い、向き不向きを確認できることがノマドニアの大きな意義だと考えています」
現役ノマドの講師が丁寧にサポートするため、初心者でも全く問題ないそうだ。プログラムは現地集合、現地解散で行われ、参加料金にはワークショップ以外に現地エキスパートと現地人スタッフによる渡航・現地サポート、開催日から1か月間コワーキングスペース24時間利用無料も含まれる。渡航サポートやプログラム終了後に現地で生活を続ける場合の賃貸や保険の相談などフォローも手厚い。