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アイドルファンの先輩がLINEで「推しハラ」。20代の後輩がたどった意外な結末

コラム

 みなさんに「推し」はいますか? お気に入りのアイドルや声優さんなど、自分の推しを応援する「オタ活」はとても楽しいものです。しかし推しへの愛が強すぎるあまり、他人に強要する人も……。今回は「推しハラ」を受けてしまった男性のエピソードを紹介します。

スマホ

※画像はイメージです

 話を聞いたのは啓太さん(29歳・仮名)。啓太さんには会社で仲良くしてもらっている先輩がいるそうです。面倒見がよく、頼りがいがある先輩なのですが、ひとつ困っていたことがあるそうで……。

「先輩、それは困ります…」

その先輩はあるアイドルグループのファンなんです。たまにそのアイドルの話をするくらいなら全然良いのですが、その頻度がすごくて。何かとそのアイドルの話に持っていこうとするし、LINEでも写真とか動画をたくさん送ってきて」

 はじめは先輩に話を合わせたり、写真や動画を見たりしていたそうですが、その多さに耐えきれず、次第に反応が悪くなってしまったり、写真や動画も見なくなっていったそうです。

「そうしたら先輩から追いLINEが来るんです。こっちの動画は短いから見てとか逆に増えちゃって。しかも感想を強要されるんです。どこらへんが良かったとか聞かれて、本当に困っていました」

推しハラされているのは自分だけでない!

 先輩の「推しハラ」はさらにエスカレートしていきます。ある日、啓太さんは「最近忙しくて時間がないので動画が見れない」という趣旨のLINEを送り、やんわり断ったそうです。すると先輩からはまさかの反応が。

「『〇〇ちゃんの良さわかんないとか人としてありえない』って言われました。もちろん冗談交じりなんでしょうが、そこまで言うかとは思いましたね。その日以降、ご飯にもあまり連れて行ってくれなくなりました」

LINE

※画像は取材を元に編集部とライターにて作成(以下同じ)

 しかし、先輩としてこれからも仲良くしたかった啓太さんは一連の流れを同僚に相談。同僚の反応は意外なものでした。

「同僚が『俺も同じようなことされてる』って言っていて。どうやら僕とその子だけでなくて、いろんな人に推しハラしているようでした。たださっきも話しましたが、本当にそれ以外は人としても先輩としてもとてもいい人なんです。だからみんなその人格に免じて、話を合わしているようでした」

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