話題の早期退職「FIRE」を実現させるには?今の会社でもっと稼ぐ方法を
資格取得はキャリアを決める第一歩
資格を取ることは、業務評価にもつながります。人事シートには高度な業務に必要な資格を取得したことを記入できますし、それは高評価にもつながるでしょう。
さらに、資格は転職を考えたときにも使えます。一時期、銀行では海外留学してMBAを取らせた優秀な人材が次々転職するのを見かねて、一定期間転職禁止の書類にサインをさせたそうですが、国内資格の取得で拘束する会社はまずありません。
会社の金で勉強して資格を取り、毎月資格給をもらいつつ、転職時にはその資格を売りにして内定を取ることができれば、これほどおいしい話はありません。
資格は取れば必ずメシの種になるというわけではありません。しかし会社が規定しているものは確実に仕事に役立つものばかりです。資格取得は専門的知識の第一歩ですし、もしかするとあなたのキャリアを決定づける一生の財産となるかもしれません。
人事評価シートと、仕事は本気でやる
社内で年収を増やしたいのなら、人事評価を高くすることが欠かせません。ところがほとんどの人は自分の人事評価を高くする努力を怠っているか軽視しています。
たとえば、人事評価シートのようなものを記入し、自己申告をする会社はたくさんありますが、これを本気で書いている人は多くありません。ある会社では「自分の年収を左右する重要な書類なのだから、仕事に本気になるのと同じくらい、シート記入に本気になるように」と被評価者研修を実施していますが、こうした会社はまれです。
あなたが100のアウトプットをしているのに80の評価しかしてもらえないことが、シートの記入の手抜きにあるのならこれほどバカなことはありません。人事シートをまじめに書くことは100の能力を100評価してもらうためにも欠かせないのです。
あなたより仕事で劣っているはずの隣の同僚が、人事シートをまじめに書いたことであなたより高評価を受けたら、どうでしょうか。手抜きシートを提出して「上司は自分を評価できないのか」と憤るのは筋違いというものです。仕事に本気を出して取り組むことは当たり前のことです。しかしその仕事を評価してもらうことにも本気を出すことを忘れないようにしてください。