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ムダに高い家賃を払わない「値下げ交渉」の秘訣

コラム

 最後に現在、都内でコスパのよいエリア、今後コスパが高まっていくであろうエリアをご紹介します。

南北線

 あくまで個人的な意見ですが、イチオシは「王子」ですね。電車も都電を入れれば3路線ありますし、飲食店も充実していて自然も豊か(飛鳥山公園)。

 そして何より安い! あとは、JR中央線沿いの非JR駅周辺エリアは、とてもお得感があります。JR駅から徒歩圏内でありながら、一気に安くなる傾向がある中野区、杉並区の丸ノ内線エリアはオススメです。

 今後伸びてくるのは、また丸ノ内線になってしまいますが、方南町駅です。

 これまでは「支線」扱いで、新宿駅方面には中野坂上で乗り換える必要があり面倒だったのですが、2019年に本線へと格上げされ、利便性が一気に増す見込みです。まだ家賃は高騰していないので、今のうちの契約が狙い目でしょうね。

相場に比べて家賃が高いエリアは?

 続けて、イメージ先行した結果、本来の家賃に比べて相場が下がっている高コスパエリアをご紹介します。

 まずは、足立区の各駅ですかね。「治安が悪い」というイメージが先行して家賃相場が低いのですが、単純な犯罪発生件数で見ると、世田谷区よりも少なかったりします。案外“住めば都”となる可能性もあるので、先入観を捨てて検討してみるのもアリだと思いますよ。

 たとえば埼京線沿線。たしかに通勤時の混雑を考慮して家賃が低めですが、通勤が遅めの人にとっては、あまり関係ないですよね。

 このように物件を選びをするときは、周りの評価だけでなく、自分の今の生活環境をもう一度よく考えてみることが大事です。みなさんも参考にしてみてくださいね。

<取材・文/浅原浩>

【結家不動産コンサルティング】
2011年設立、「完全紹介制」の不動産仲介業者。「不動産会社の裏側をぶっちゃける」という方針で顧客の98%が口コミで訪れる。賃貸仲介、マイホーム購入、投資物件購入など幅広い不動産業務を手がける

働きながら副業でライター。元老舗出版社勤務。メタルと文鳥が大好きです

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