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住宅ローン減税縮小案で、買った人は「今よりいくら損するのか」を検証

コラム

家を買ったほうがいいのはどんな人?

自宅

 住宅ローン控除の損得だけで家を急いで買いたいと考える人もいるかも知れません。もし家を買おうと考える場合は、今後の収入の見通し、家族構成の予定、子供の養育費、働き方などを考慮すると良いでしょう

 一生涯賃貸派の人や、将来実家に住んだり、格安の物件に住もうと考えている人には、無関係の話かもしれません。フリーランスや自営業など一生稼げる働き方の人は、経費にもなりますから、賃貸住宅を借り続けるほうが得かもしれません。

 会社勤めで定年があり、定年後には年金収入しかない人、まとまった退職金がない人、将来実家に住める見込みがない人、住宅価格や家賃が高い都市で暮らしたい人などは、今回の改悪をきっかけに、マイホーム購入を真剣に考えてもいいかもしれません。

<TEXT/ファイナンシャルプランナー 高橋成壽>

1978年生まれ、小学4年時に株式投資に興味をもち、大学在学中に株式投資を始める。慶應義塾大学を卒業後、金融系のキャリアを経てファイナンシャルプランナー事務所を設立。シングルマザーから上場企業の創業者まで幅広い顧客層が特徴。有料のFP相談の他、無料の専門家マッチングサービスとして「ライフプランの窓口」「住もうよ!マイホーム」「保険チョイス」他を運営。東海大学非常勤講師。連載:SankeiBiz、会社四季報オンライン、Yahoo!個人。著書『ダンナの遺産を子どもに相続させないで』(廣済堂出版)
Twitter:@fpooji

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