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コロナで変わったイケメン彼氏との距離。意外な一面に結婚を意識するように

コラム

彼氏が思わずつぶやいた本音にドキッ

クリスマス デート

 次の瞬間、柚希さんはギュッと彼に抱きしめられていたのだとか。突然の出来事に、胸がバクバクと激しい鼓動を打ち、全身が熱くなっていくのを感じたと言います。

「そして、彼が言ったんです。『何だよそれ、俺はずっと、もっと長く柚希と居たいって思ってた。でも、困らせたらいけないって思うと言い出せなくて……』って。なんだか、いままで感じていた彼との距離がスーッと縮まっていくのを感じました。それに、彼が私といっしょにいたいと思ってくれていたということも実感したんです」

 そのままの流れで「お泊り」することになった柚希さんは、さらに彼の人間臭い一面を目撃することに。なんと、彼が寝言を言ったり歯ぎしりをしたりする姿を目撃してしまったのです。

「幸せそうに眠る彼の姿を見ていると、なんだかすごく身近に感じました。彼が『柚希が隣にいてくれると、安心感がある』と言ってくれたのも嬉しかったです。同時に、勝手に壁を作っていたのは自分のほうだったかもしれないと反省しました

コロナ禍で得た2つの気づき

 次の日には同棲の話まで持ち上がり、彼の意外な一面を見た柚希さんは思わず同棲することを決断。1か月もしないうちに同棲を開始したそうです。現在は結婚も意識し、将来についての話も積極的にするようになったという柚希さん

「私たちはコロナ禍の影響を受けるまでお互いに気づきませんでしたが、お互いの距離を縮める基本は、自分の気持ちや考えをしっかり伝えるということですね。それから私みたいに、勝手に相手が完璧な人間だと思い込んで壁を作ってしまわないこと。この2つは、本当に大事だと思いました」

 コロナ禍で気づいたお互いの気持ちを、これからも大切にしたいという柚希さん。たとえコロナ禍のような特別な状況に置かれなくても、お互いの距離を縮めるために、自分の気持ちや考えをしっかり伝え、自分の思い込みで壁をつくることは避けたいものですね。

<TEXT/山内良子 イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust

-[コロナ禍の恋愛]-

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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