志田彩良、女優としての意識を変えた現場での気づき「自分の考えを言えずにいた」
スポーツもアウトドアも好き
――静かなイメージもありますが、実際はスポーツが得意だとか。
志田:スポーツ好きで、活発なほうだと思います(笑)。外に出るのが好きで、アスレチックで遊んだり、アウトドアも好きです。何をするにも兄の真似をして育ってきたので、少し男勝りな面もあると思いますし、子どもの頃から、男女問わず幼なじみのみんなと仲良く遊んでいたので、今でも誰とでも仲良くなれます。
――そうなんですね。それは相手が先輩でも?
志田:先輩となると緊張しますが、今まで出会ってきた先輩方は、みなさん積極的に声をかけてきてくださったので、自分が頑張らなくても自然にお話しできるようになりました。年齢を重ねていったら、自分もそういう先輩になりたいと思います。
当たり前のことが当たり前にできる人に
――どういう20代を過ごしていきたいですか?
志田:『ドラゴン桜』の監督から、「役者は30代からだ」と言われました。そのために、20代のうちにいろんな経験や勉強をして、自分の引き出しを増やしていきたいです。自分には無理だと思うことでも、挑戦することによって、絶対に何か得られることがあるので、自分で限界を決めずに、なんでも挑戦していきたいです。結果、私も30代以降に魅力的な役者になっていけるのかなと思います。
――人として成長したい部分はありますか?
志田:当たり前のことが当たり前にできる人でありたいです。人として大切なことをいつまでも忘れずに、その都度、お礼を伝えたり、感謝の気持ちを持ちながらいられたりする人でありたいと心がけています。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
志田:コロナ禍だからこそ届けたい作品です。誰かに優しくしてあげたくなったり、人を思いやる気持ちが沸くと思いますし、直接相手に気持ちを伝えることの大切さを改めて感じていただけたら嬉しいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>