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声優・畠中祐「コンプレックスだった」自分の声。一生かなわないと思った“大ベテラン声優”

暮らし

目の前にある出会いを全力でやるしかない

畠中祐

――最後に、『ナルニア国物語』での始まりもオーディションでしたが、今回の土門の役もオーディションでつかんだそうですね。役をつかむために心がけていることを教えてください。

畠中:そんな簡単につかめません。全然つかめないです(笑)。これは受かったなと思ったオーディションには全然受からなくて、全然ダメだと思ったものが引っかかることもあるし。どう頑張っても抗えないものもある。でもそのたびに落ち込んでいられない。それが大事ですかね。

 受からなかったとしても、自分が否定されたわけじゃなくて、たまたまその役との出会いがなかっただけ。でも受かった役は、ヤマトもですが、確実に出会いだった。土門をやらなかったら、考えなかったこともあるし、そういうひとつひとつの目の前にある出会いを全力でやるしかないと思っています。

 すべてをポジティブに、その経験をどうするか、どう自分のエサにしていくかは自分次第。無駄なことはひとつもないと思います。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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