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借りた20万円を持ち逃げされて…20代男性が「カネの切れ目」を実感した瞬間

コラム

苦い結末と残された事実

借金

 履歴書に書かれていた住所へ行ってみても、他人の家があるばかり。番地すら存在していなかったとか。田尻さんは、「最初からみんなを騙すつもりだったのか」と悩み、いまでも人間不信に陥ったまま日々を過ごしています。

「Fさんは行方不明のまま進展はなく、残ったのは、僕たちがお金を借りたという事実だけ。しかも、本当かはわからないんですが、名義を貸したということであれば僕たちも詐欺罪に問われる可能性もあると聞いて、必死にお金を返しました。苦い思い出です」

 せっかく誰かと仲良くなっても、それが苦い思い出となってしまうのは悲しいものですね。とくにお金が絡むと人間関係が破綻してしまうことも多いので、良い関係を続けたいと思うなら、お金の貸し借りはやめておきましょう。

<TEXT/山内良子 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

-[借金に泣いたエピソード]-

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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