メンタルが弱いと嘆く前に…「言葉遣い」から人生を変える方法
自己肯定感は高いほうがいい?
メンタル関連のお話に関心のある人は、「つよつよメンタルって、つまり自己肯定感が高いってこと?」と思われたのではないでしょうか。私の解釈では答えはYesです。でもこの「自己肯定感」、言葉がひとり歩きしている部分もあるのか、人によってご意見は千差万別ですよね。高いほうがいい、低いほうがいい、 いやそんなことはない、そもそもは……といったように。
私は基本的には自己肯定感は高いほうがいいと思っています。自己肯定感とは、万能感とか無敵感といったような意味ではなく、「自分、いいねえ」って自分で思えるかどうかくらいの話です。高いから傲慢でダメだとか低いと謙虚でいい、といった他人に対する態度や他人からの評価ではなく、あくまでも自分が自分をどうとらえているかというもの。と、こういう議論はさておき、ここでの私たちは「つよつよメンタル」を目指すところとしましょう。
つよつよメンタルに近づくおすすめの方法として「今日あったいいこと3つ」をノートに書いてみてください。もちろんSNSに投稿しても構いません。大きなことでなくても、ごはんがおいしかった、などで充分です。いいことに注目できるようになることは、つよつよメンタルのためにとても大切なことなのです。
できること・できたことに目を向ける
「つよつよメンタル」になるために、私が定義している8つの「つよつよメソッド」があります。ここでは、その1つである「できること・できたこと、いいこと・よかったことに目を向ける」に注目してみましょう。
人は、どうしてもできないことに目を向けがちです。整った部分よりも欠けた部分に注目してしまう、これは人間の生理として当たり前のことなんだそうです。また、「できないことをできるようにしなさい」という教育やしつけで自然に身についたクセもあります。
私たちが、どんなボケも肯定する「ぺこぱ」のおふたりの漫才スタイルを新鮮 に受け取ったところからも、欠点を指摘することがどれだけ普通になっているかということがわかりますよね。
目につきやすい「できないこと」「悪いこと」「嫌なこと」ばかりを気にしていると、やる気自体がなくなったという経験を持つ人も多いでしょう。逆に、「できること」をもっと豊かにすることで、できない部分をカバーすることができるなら、どう感じるでしょうか?