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渡辺大知が明かす、転機になった“バンドメンバーの言葉”「お前は役者をやったほうがいい」

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 ロックバンド・黒猫チェルシーのボーカルであり、俳優や映画監督としても活躍している渡辺大知さん(30・@And0808)。最近ではドラマ『イタイケに恋して』(読売テレビ)が放送中ということもあり、その活躍を目にしている人も少なくないはずです。

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渡辺大知さん(30)

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 渡辺さんは、2007年、高校在学中にロックバンド黒猫チェルシーを結成してボーカルを務め、2010年メジャーデビュー。その前年、映画『色即ぜねれいしょん』(2009)で鮮烈な俳優デビューを飾り、以後10数年、着実にキャリアを重ねています。

 7月22日からスタートしたドラマ『初情事まであと1時間』(MBSほか・“ドラマ特区”枠)に出演している渡辺さん。キャリア観や、同世代へ投げかけたいメッセージについて聞きました。

出会いや幸運で仕事をしてこれた

――ドラマ出演が続いて好調であるなか、今俳優のお仕事をどう受け止めていますか?

渡辺大知(以下、渡辺):もともと、自分の力だけでは何もできないような人間ですが、いろいろな人との出会いとか、運命や幸運でお仕事をしてこれたなと思っているんです。今まで、10年ちょっと役者や音楽のお仕事をしてきたことの積み重ねが、今に結びついているなあと実感させられています。

――7月1日には初主演の連続ドラマ『イタイケに恋して』も始まりました。

渡辺:初めての連続ドラマ主演ということで感慨深いです。『イタイケに恋して』ではミュージシャンの役なんですが、今はバンド活動をしていませんが、もともとは僕もミュージシャンであり、今までそういう仕事をしていたからこそいただけたオファーだと思うので、約10年分のものが結びついたなと思います。

「演技を仕事に」とは思っていなかった

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©️『初情事まであと1時間』製作委員会

――10年前というと映画『色即ぜねれいしょん』で俳優デビューされた頃で、当時と今とでは俳優というお仕事に対する意識も違ってきそうです。

渡辺:もともとバンドをやる前は、映画志望だったんですよ。と言っても撮るほうです。だから、映画の勉強がしたかった。観るばかりだったので、裏側を見てみたかったし、映画が成り立つ仕組みを知りたかったんです。それで高校ではバンドをしていたんですが、映画のオーディションが来たとき、どうしても受けたいとメンバーに相談しました。

――映画に出たことで大きく人生が変わりましたよね。バンドにとっても大きな選択だったと思います。

渡辺:「一度でいいから映画に出てみたい」という想いが叶った瞬間でした。でも、そのときはまだ、演技を仕事にしていくという想いはありませんでした。バンドのメンバーがいて、そのメンバーとずっと仕事をしていくつもりだったんです。

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