15キロの“コロナ太り”からダイエットに成功した20代男性「急激に痩せすぎた」ワケ
「飲食店の時短営業」が減量のきっかけ
5年以上、運動していなかったこともあり、思うように身体が動かず、さらに意思の弱い自分にジレンマを募らせていった小倉さんが、痩せるきっかけとはいったい、何だったのでしょうか。
「飲食店の時短営業です。もともと、僕の会社の周りは個人経営の飲食店ばかりで、今年1月の緊急事態宣言以来、休業する店が激増したんです。仕方なくランチはコンビニ弁当を買っていたのですが、だんだん飽きてきちゃって。ちょうどその頃、仕事が忙しくなってきてランチの時間も遅くなってしまうことが増えたので、コンビニでナッツとかチーズとか手軽につまめるものを食べるようになりました。仕事が終わって夕食を食べるのにも、夜8時を過ぎるとどこも開いていなくて。家の近所のスーパーもでは惣菜もお弁当も売り切れだったので、お酒とおつまみだけ買って帰る日が続きました」
野菜スープ作りにハマり、4か月でマイナス7キロ
そんな生活を続けていたら、2週間で5キロも痩せてしまったという小倉さん。周囲にも心配され「ちょっと急激に痩せすぎたかも」と思い、少しずつ食生活を戻そうと思ったそうですが……。
「ずっと、まともな食事をとっていなかったので、いざ3食しっかり食べると気持ち悪くなってしまったんです。そこで、最初は消化にいいものをと野菜スープを食べることにしました。野菜は苦手でしたが、栄養は大事と考えてスーパーで野菜を買ってきて自分で作りました。
それが意外と美味しくてすっかりハマってちゃって。野菜スープに慣れると、だんだん外食でカロリーの高いものが食べられなくなってきて、スープ以外も自分で作るようになったら、この4か月間でマイナス7キロのダイエットに成功したんです」
現在もバランスのとれた食事で自炊を続けており、順調に減量しているとか。ジョギングも再開し、元の体重への着実に近づいている小倉さんに彼女も惚れ直したようで、今は結婚に向けて話を進めているそうです。
<取材・文/結城 イラスト/野田せいぞ(@nodanosei)>