リクルート元トップ営業マンが直伝する「人に好かれる」5つの会話テクニック
テクニック5)仕草で好かれるようにする
5つめは仕草。好かれる人の仕草には特徴があるという。
「好かれる人は、『笑顔を見せながら相手の目を見てちゃんと聞く』ことができています。あえて笑顔を見せなくても良いシーンも当然ありますが、目は相手の目をきちんと見ていないと、ネガティブな評価を与えてしまう可能性があります。また研修や発表、講演などもうなずきながら聞く人は評価が上がります」
好かれるテクニックを身につけるためには
これらの5つの好かれる話し方テクニックを身につけるためにどんな練習をすればいいかと、伊庭氏に尋ねたところ、次の2通りの方法がおすすめだという。
【ロールプレイング】
「少し面倒かもしれませんが、ペアで実際に話しながら練習をするロールプレイングは1番練習になります。テーマは世間話でOK。今回の5つのテクニックを使えるかどうかを実践してみましょう。成長の妨げになることは、『できているつもり』になることですので、ペアでフィードバックをすることをおすすめしています。どのテクニックも、何度か練習すると、コツをつかめるようになりますよ」
【テレビやYouTubeの対談を分析】
「テレビやYouTubeで、複数人で対談をしている動画を観ながら、どのような受け答えをしているのかを確認するのもおすすめで今、感情にうまく共感した』などがわかることもあります。そうした分析を重ねることで勉強になり、実践に役立てることができます」
会話が苦手ということが災いして仕事がうまくいかないという人は、ぜひこれらのテクニックを磨いて、“他人に好かれる人”を目指そう。
<取材・文/一ノ瀬聡子>
【伊庭正康】
株式会社らしさラボ代表取締役。営業強化、リーダー強化など年200回の研修・講演・コーチングに登壇。またオンラインで個人で学べるUdemyにも講座コンテンツを提供。『できるリーダーは、これしかやらない』(PHP研究所)など25冊以上を執筆。仕事の悩みに答えるYouTubeチャンネル「研修トレーナー伊庭正康のビシネスメソッド」もスタート