リクルート元トップ営業マンが直伝する「人に好かれる」5つの会話テクニック
テクニック3)その人の考え方に関心を持つ
他人に好かれる人は、「事柄」よりも「心模様」のほうに関心を持つという。
「相手がどう思っているかというところに焦点を当てて聞くと、話は盛り上がり、相手は自分のことを思いきり語れます。ハーバード大学が行った研究では、人は自分の話を聞いてもらうときに、美味しいものを食べているときや、ちょっとしたお金をもらったときと同じくらいの快楽物質が出ているそうです。『自分の考え方に関心を持つ』人になれば、相手は自分のことを好きになってくれるはずです」
テクニック4)褒め上手になる
褒め上手であることも他人から好かれる人の特徴だという。上手な褒め方を知るために、まずは褒め下手の特徴から学ぼう。
「『結果』に注目する人は褒め下手です。例えば自分の子どもに『100点とったのか、すごいな』と点数という結果だけを褒めるのはNG。そうでなく、『考え方』を褒めるんです。例えば『100点という結果もすごいけれども、あのときの一生懸命な姿勢がすごいよ。おめでとう』と、過程を褒めるのです。これならば『見てくれてたんだ』と嬉しくなりますよね。上司が部下の営業成績を褒めるシーンでも同じです。事柄ではなくその人の姿勢、考え方を褒めることで記憶に残りやすくなります」
さらに上の最上級の褒め方もあるそうだ。
「『存在』を褒めることです。例えば同僚が『俺なんてこの職場にいないほうがいいんだ』と嘆いていたとします。対して『お前がここにいるだけでみんな救われてると思うよ、だって俺がそうだもん』と言われたら、誰でも喜ぶはずです」