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20代は月いくら貯めるべき?ケチケチしない「貯金のルール」

コラム

貯金額は「収入-固定費」の1割から

貯金は、収入から家賃光熱費等の絶対に出ていく固定費を引いた額の1割からはじめる方法がおススメです。1割を貯金する生活を数か月実践してみて、もっと貯金できそうだなと思ったら割合を増やしてみましょう。貯金額を増やす場合も、一気に増やすのではなく、少しずつ徐々に増やすようにするのもポイントです。貯金を続けるには、成功体験の積み重ねが重要なんです」

 逆に、貯金に回してもいい上限額というのはあるのだろうか。

20代であれば、貯金は最大でも収入の4割までに留めるといいでしょう。お金を貯金に回しすぎてしまうと、生活に潤いがなくなってしまいます。ケチケチ人生もいいんですが、20代の場合は自己投資をしたり、さまざまな経験をする大事な時期です。そういったお金の使い方もぜひしてほしいですね」

 貯金は人生を豊かにすることが目的だ。この点は常に忘れないようにしたい。

貯金の成功の鍵は事前準備が握っている

通帳

 ここまで貯金の考え方と実践法を紹介してきたが、山口さんは「貯金は事前準備が肝心」と話す。

「積立定期預金を活用して、給与を振り込まれたらそのまま自動的に貯金される仕組みを作りましょう。銀行による違いはありますが、まずは気にせずに給与を受け取る銀行口座でそのまま積み立てる方法が良いです。

 定期預金にすることで、そのお金は『なかったお金』とすることができます。『なかったお金』なので、そのお金がない前提でやりくりを考える状況を最初からつくることができます」

 さらに、預金残高や使ったお金をつねに確認できるようにしておくことも重要だという。

「今は多くの人が使っているかと思いますが、インターネットバンキングの設定もしてください。ネット銀行だけではなく、メガバンクでもネット上で通帳を確認できるサービスがあります。また、最低でも週に1回は何にお金を使ったかの確認をする体制を作っておきましょう。クレジットカードやデビットカードを支払いのメインにしておくと専用アプリで確認がしやすいです」

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