幸せで豊かな人が実践している「才能の秘密」必要な3つの要素
「養分」「熱量」「光」を活かすには
そうやって才能が磨かれていくと、やがて、キラリと光る才能に気づく人が現れます。「これ、あなたにお願いできないかな?」と、頼みごとをされる機会が増えたり、「もっとやってみたら?」と背中を押してくれる人が出てくるのです。運がよければ、その道の達人やプロの目に留まり、「うちに来ないか?」と声をかけられる場合もあります。
このように、才能にスポットライトを当ててくれる人が、才能を発芽させる「光」です。
子ども時代に、親から十分な「養分」「熱量」「光」を与えてもらえた人は幸運です。でも、多くの人はこの3つのどれももらっていません。やってみたいことがあっても、「いくらお金がかかると思っているの?」と親に言われてあきらめた。
好きなことをやっていたら、「遊んでばかりいないで勉強しなさい」と叱られて、思う存分やらせてもらえなかった。それでは、才能の種に「光」を当ててくれる人との出会いも、なかなか得られなかったでしょう。
「なんでうちの親は、子どものうちから、才能を伸ばしてくれなかったんだ!」と不満に思うかもしれません。でも、いくら嘆いても、あなたの才能が芽吹くわけではありません。子ども時代に親から与えられなかったのであれば、今から自分で自分に与えるだけです。
誰に憧れているかで自分の才能がわかる
自分で才能を発芽させる最初の一歩は、才能の種を見つけること。その方法はいくつかありますが、憧れの人を探すというのが、そのひとつです。
たとえば、感動的なスピーチを聞いた時、そのスピーカーのようになりたいと憧れる人もいれば、「素敵な話だったね」と思うだけの人もいます。スピーチの才能がある人が感動的なスピーチを聞くと、「私もあの人のようなスピーチをしたい!」という具合で、スピーチの才能がない人よりも、より大きく心を揺さぶれるのです。
あなたの憧れの人は、誰ですか? その人のどこに憧れますか? そこには、あなたの才能が隠されています。ぜひ時間をとって、あなたの才能の種を探してみてください。
そして才能の種が見つかったら、まずは、その才能を使うことを意識しましょう。文章を書くことにワクワクするのであれば、実際に文章を書き、ブログやnoteなどで発信してみるのです。続けているうちに、少しずつ才能が磨かれ、共感してもらえたり、応援してくれる人が出てくるでしょう。