幸せで豊かな人が実践している「才能の秘密」必要な3つの要素
「あなたには、才能がある」と言われたら、どう思いますか? 自分を認めてもらえたようで嬉しく感じる人もいれば、とても素直には受け入れられないという人もいるでしょう。
僕は、お金と幸せの専門家ですが、才能についても、20代の頃から研究を重ねてきました。それは、幸せなお金持ちたちが皆、自分の才能を活かして豊かになっていたからです。
才能というと、多くの人は、特別な人だけが持っているものであり、自分には関係ないと思いがちです。確かにメジャーリーガーや金メダリストたちは、野球の才能や走る才能などが、世界的に見て天才レベルです。彼らと比べたら、とても自分には才能があるなんて思えないでしょう。
でも、普通の人が幸せに豊かに生きるぶんには、彼らのように1つの才能でずば抜けている必要はありません。実は、自分の才能を上手に活かして、幸せと豊かさを手に入れている人が世の中にはたくさんいるのです。
才能を掛け算すれば誰でも圧倒的に
例えば、ユーモア、セールス、友人作り、3つの才能を上手にかけ算して活かしているショップ販売員の女性がいます。彼女は、お客さんがお店に来ると笑顔でフランクに話しかけ、軽やかにトークを展開します。そして、お客さんを時々笑わせながら、その人にあった服を上手に提案していきます。
話しぶりがフレンドリーで面白く、提案もすごくスマートなので、お客さんは1人で来ても、まるで友人とショッピングに来たような感覚になります。セールスされている感じも全くありません。そのため、とても楽しい気持ちで服を買い、常連になっていきます。こうやって、彼女は系列のショップの中で、トップセールスを記録しています。
彼女は、芸人として大成するほどのユーモアのセンスがあるわけでもなく、セールスの才能も単体では、そこまでずば抜けているわけではありません。友人を作るのが上手な人だって、世の中にはたくさんいます。それでも、ユーモアとセールス、友人作り、3つの才能をうまく掛け合わせて、1番になったのです。
彼女のように、複数の才能を掛け算することで、誰でも、圧倒的な成果をあげることができます。
才能の発芽に必要な3つの要素
そもそも、才能とは、人より自然と上手にできること。ただ、自分では「これくらいできて当然」「誰でもできること」と思いがちで、意外と自分の才能には気づきません。自分には才能がないと勘違いしている人もいるほどです。
でも、僕はこれまで世界的に活躍している人から、簡単なバイトすらクビになった人まで、いろんな人を見てきましたが、誰一人の例外もなく、全ての人に複数の才能がありました。才能が種のまま埋もれていることは多いですが、誰にでも才能はあるのです。
才能の種を見つけて発芽させるには、「養分」「熱量」「光」の3つが必要です。
「養分」とは、才能を自由に探究できる環境です。たとえば、やってみたいことがあっても、実行にはたいてい時間とお金がかかります。その割には、しっくりこないということもあるでしょう。そういう空振りを何度も経験しながら、才能を探っていくのです。
そのうちに、「これは楽しい!」「面白い!」「大好き!」と感じるものが見つかります。このワクワク感や情熱が「熱量」です。この「熱量」が行動を継続させ、その継続が才能を磨く最初の一歩になります。