「自分の真の姿」を知りたいなら、無防備な自撮りを確かめてみるといい
意見にじっくりと耳を傾けること
自分に対する「褒め言葉」や「慰めの言葉」を誘い出そうとしてはいけません。なぜ彼らに意見を求めているのかをきちんと説明し、自分に欠点があることは承知ずみだと伝えることが重要です。
「最近、他の人と心が通じ合わないことが多くて、何が原因なのか知りたいと思っているんだ。無意識のうちに不用意な発言をしてしまっているんだろうか? 周りの人とテンションがずれてしまっているんだろうか? 具体的な例はあげられないけれど、何かコミュニケーションがうまくいっていない気がするんだよ」
自分から先にいくつかの答えを提起しておけば、友人は自ら答えを切り出さなくてもすむようになります。また、あなたの提起した答え(自分の欠点)が的外れなものであった場合、友人はそれらを訂正することによって、あなたを安心させることができます。
いったん相手が話し始めたら、その意見にじっくりと耳を傾けましょう。ただし、友人の発する一言一言に過剰反応しないようにしてください。過度の自己批判に走ることは、精神衛生上よくありません。たとえ親友の意見であっても、それは1つの意見にすぎないのです。
批判を受けても悲観することはない
ためになるフィードバックを得たと感じたときは、自分が受け取った内容を友人に説明し、その解釈が本当に正しいかどうか確かめるようにしましょう。仮に建設的な批判を山ほど受けたとしても、悲観することはありません。新しい視点を獲得できただけでも、以前よりは一歩前進したと言えるからです。
すべての問題を一気に解決しようとする必要はありません。貴重なフィードバックを得た今、あなたには今後の道筋がはっきりと見えているはずです。どんなにあなたが魅力的であっても、相手に伝わらなければ、なかなか受け入れてもらえません。
「強さ」と「温かさ」、2つの要素をうまく演出することで、あなたのイメージは大きく変わり、周りの反応も変わります。「強さ」と「温かさ」はあなたの中に必ずあります。あなたの魅力を、きちんと伝えるためにも、イメージ管理を意識して日々の在り方に取り入れましょう。
<TEXT/KNPコミュニケーションズ共同創設者 ジョン・ネフィンジャー&マシュー・コフート 訳/熊谷小百合>