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北朝鮮、非核化合意で日本はどうなる? 安心するのは大間違い!

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 2つ目は、北朝鮮の内乱が引き金になるケース。経済制裁が重ねるにつれて北朝鮮経済が崩壊直前に追い込まれ、国内で大規模の人民暴動が発生した場合です。

核兵器

 北朝鮮全土に暴動が広がり、統制ができなくなった場合、金正恩政権は国民の関心を外に向けるべく対外戦争を仕掛ける、ということも考えられます。

 国論の分裂防止と国民の団結を呼びかけるには、国内混乱の「はけ口」として外に向けて戦争を仕掛けるのがもっとも効果的だからです。

 最後に3つ目は、将来、中国側がアメリカの中国封じ込め政策に対抗して北朝鮮をそそのかし、在日米軍と日本を攻撃するよう煽るケース

 この場合、日米韓に対して大陸国家の中国、北朝鮮、ロシアが組み、国際紛争に発展する危険性を抱えており、現状では可能性は低いものの第三次世界大戦にまで発展しかねません。

東京都心に向けた弾道ミサイルが撃ち込まれる

 北朝鮮は通常戦力において米韓連合軍に比べると中古装備が多いのが特徴です。食糧とエネルギーも不足しており、北朝鮮軍は、戦いが長引けば長引くほど、不利な状況に追い込まれてしまいます。

 したがって第二次朝鮮戦争が勃発した場合、北朝鮮は短期決戦を仕掛けてくる可能性が高い。北朝鮮が現在、取っている軍事戦略の基本は「短期速度戦」「速戦速決」「前後方同時多発戦争」です。北朝鮮が目論む戦争段階は次の5段階に分けられます。

第1段階:
 在日米軍施設を狙って弾道ミサイルを発射する。

第2段階:
 東京都心に向けて化学弾頭を搭載した弾道ミサイルを撃ち込む。

第3段階:
 戦争が膠着状態に落ち込んだ場合、日本国内に潜伏させている工作員を動員して化学物質を散布する。

第4段階:
 潜水艦と工作船を利用して特殊部隊を浸透させ重要施設とインフラ施設にテロ攻撃を敢行する。

第5段階:
 韓国ソウルに長射程ロケット砲とスカットミサイルを撃ち込むと同時に後方地域に特殊部隊を投入して攪乱作戦を展開する。

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