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父が急に高熱を出して入院。原因はオウム?ペット購入時の注意点を専門家が解説

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トラブルが解決していないA子さんの無念

泣く

 犬や猫に比べて、鳥の代金は2万円位の少額のケースが多く、販売業者ともめて裁判を起こすと、逆に高額の裁判費用がかさんでしまうことになりますが、これに対しては「国民生活センターのADR(裁判外紛争解決手続)を利用する手もあります。これは裁判にではない形で、中立的で信頼できる専門家に間に入ってもらい和解、調停を図る方法です。初期負担もあまりかからずにできるので、利用していただければ」とのことだ。

 いまだにこのトラブルが解決していないというA子さんは「もし購入してすぐのタイミングで鳥の様子がおかしければ、すぐに病院に連れて行ってください。そして、人にうつれば死亡する可能性もあるオウム病などがあることを知っておいてほしいです」と無念をにじませながら語ります。

 検査されずに販売された動物には、私たちに重篤な症状を引き起こす病気が隠れている可能性もあります。このことを知っておき、命を守る行動をとっていただければと思います。

<TEXT/悪徳商法ジャーナリスト 多田文明>

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト。これまでの勧誘先への潜入数は100か所以上。あらゆる詐欺・悪徳商法に精通している。多数のテレビ・ラジオに出演し、著書に『ついていったらこうなった』(彩図社)『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)
Twitter:@tadabunmei

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